文献情報
文献番号
201122118A
報告書区分
総括
研究課題名
うつ病患者に対する復職支援体制の確立 うつ病患者に対する社会復帰プログラムに関する研究
課題番号
H23-精神・一般-010
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
秋山 剛(NTT東日本関東病院 精神神経科)
研究分担者(所属機関)
- 五十嵐 良雄(メディカルケア虎ノ門)
- 尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科精神医学)
- 中村 純(産業医科大学医学部精神医学)
- 中込 和幸(国立精神神経医療研究センター)
- 酒井 佳永(跡見学園女子大学文学部臨床心理学科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者対策総合研究
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
9,900,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
・復職準備性評価の検討
・リワークプログラム群と通常治療群の就労予後の比較
・リワークプログラムと利用者の調査
・教育システムの検討
・リワーク支援ネットワークのためのツールの作成
・抗うつ薬が就労機能に与える影響の検討
・認知リハビリテーションの気分障害への応用の検討
・職場復帰に関する指標の検討
・リワークプログラム群と通常治療群の就労予後の比較
・リワークプログラムと利用者の調査
・教育システムの検討
・リワーク支援ネットワークのためのツールの作成
・抗うつ薬が就労機能に与える影響の検討
・認知リハビリテーションの気分障害への応用の検討
・職場復帰に関する指標の検討
研究方法
・復職援助プログラム効果研究の予備的研究の対象者25名にに面接及び質問紙評価を行った。
・リワークプログラム群395名と通常治療群161名、propensity scoreマッチングさせた各群45名の就労予後を比較した。
・うつ病リワーク研究会の所属医療機関、利用者に調査を行った。
・うつ病リワーク研究会が行ってきた研修会について振り返りを行った。
・エキスパートである精神科医と産業医で、ツールの開発を行った。
・健常男性19名を対象に、ミルタザピン、トラゾドン及びプラセボを用いた二重盲検、クロスオーバー試験法を行った。
・気分障害患者、統合失調症患者を対象とする認知機能の評価およびNIRSの計測、および統合失調症に用いられてるゲームソフトウェアについての課題分析を行った。
8.職場復帰に関する指標については、復職患者37名を対象に、6ヶ月後就労継続していたかどうかで群分けをして、分析を行った。
・リワークプログラム群395名と通常治療群161名、propensity scoreマッチングさせた各群45名の就労予後を比較した。
・うつ病リワーク研究会の所属医療機関、利用者に調査を行った。
・うつ病リワーク研究会が行ってきた研修会について振り返りを行った。
・エキスパートである精神科医と産業医で、ツールの開発を行った。
・健常男性19名を対象に、ミルタザピン、トラゾドン及びプラセボを用いた二重盲検、クロスオーバー試験法を行った。
・気分障害患者、統合失調症患者を対象とする認知機能の評価およびNIRSの計測、および統合失調症に用いられてるゲームソフトウェアについての課題分析を行った。
8.職場復帰に関する指標については、復職患者37名を対象に、6ヶ月後就労継続していたかどうかで群分けをして、分析を行った。
結果と考察
・復職準備性評価シートは、全般的な社会機能と関連していることが示された。
・リワークプログラム参加者の就労予後が良好であることが示された。
・リワークプログラムと利用者に関して、様々なデータが得られた。
・参加者の相互交流を促す教育システムが必要である。
・ツールの原案が作成された。
・抗うつ薬が与えるこ影響は、薬剤によって異なる
・認知リハビリテーションは、内容を大きく変える必要はないが、難易度は上げた方がよい。
・対人関係や環境制御能力が復職成功に関連する可能性がある。
・リワークプログラム参加者の就労予後が良好であることが示された。
・リワークプログラムと利用者に関して、様々なデータが得られた。
・参加者の相互交流を促す教育システムが必要である。
・ツールの原案が作成された。
・抗うつ薬が与えるこ影響は、薬剤によって異なる
・認知リハビリテーションは、内容を大きく変える必要はないが、難易度は上げた方がよい。
・対人関係や環境制御能力が復職成功に関連する可能性がある。
結論
上記のような成果、今後の方向性が得られ、来年以降の研究を進めていく予定である。
公開日・更新日
公開日
2012-08-10
更新日
-