文献情報
文献番号
201118036A
報告書区分
総括
研究課題名
ピロリ感染率減少時代における新しい対策型胃がん検診システム構築の検証に必要なプロトコール作成と実現可能性に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H22-3次がん・一般-021
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
後藤田 卓志(独立行政法人 国立国際医療研究センター 消化器科)
研究分担者(所属機関)
- 小西 宏(日本対がん協会 がん検診研究室 広報)
- 菅野 健太郎(自治医科大学 消化器内科)
- 大西 洋英(秋田大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
- 稲葉 一人(中京大学法科大学院 民事法系)
- 松山 裕(東京大学大学院医学系研究科 生物統計学)
- 福田 敬(国立保健医療科学院 研究情報支援センター)
- 平澤 俊明(がん研有明病院 消化器内科)
- 石川 秀樹(京都府立医科大学 大阪研究室 分子標的癌予防医学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 第3次対がん総合戦略研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成24(2012)年度
研究費
9,011,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
現在の一般に広く普及している対策型胃がん検診で用いられている手法である「X線検査・精査内視鏡検査群」(バリウム検診群)と、「ピロリ菌抗体+ペプシノゲン測定・内視鏡検査群」(胃がんリスク検診群)に無作為に振り分け比較することで、新しい胃がん検診システムの評価を行うことを目的としている(UMIN試験ID:UMIN000005962)。
研究方法
研究計画に沿って毎年1、000例の症例集積を目標に症例登録を開始している。対策型胃がん検診受診者(30歳以上、74歳以下)で、通常の胃がん住民検診の申し込み者を対象に、適格条件を満たした場合に本試験の存在を説明している。参加同意を得た場合、データセンターにインターネットでアクセスして、最小化法により(層別化因子:性別と年齢;30-59歳と60-74歳)割り付けを行い、X線検査・精査内視鏡検査群(バリウム検診群)またはピロリ菌抗体+ペプシノゲン測定・内視鏡検査群(胃がんリスク検診群)の2群に分け、それぞれの検査を行う。
登録終了後はプロトコールに従い、X線検査・精査内視鏡検査群(バリウム検診群)では毎年(少なくとも観察期間6年間で3回)、ピロリ菌抗体+ペプシノゲン測定・内視鏡検査群(胃がんリスク検診群)では亜群に従った内視鏡検査を行い、観察最終の6年目に両群共に内視鏡検査を行う。
登録終了後はプロトコールに従い、X線検査・精査内視鏡検査群(バリウム検診群)では毎年(少なくとも観察期間6年間で3回)、ピロリ菌抗体+ペプシノゲン測定・内視鏡検査群(胃がんリスク検診群)では亜群に従った内視鏡検査を行い、観察最終の6年目に両群共に内視鏡検査を行う。
結果と考察
平成24年3月31日現在の集計では、登録数3,302名、参加同意969名、参加拒否1,332名で同意率は42%で順調な登録状況となっている。平成23年度の患者参加同意は順調に推移しており、最終登録年の平成24年度で目標参加者数の達成は確実である。
結論
この比較研究が実現すれば、血清ピロリ抗体と血清ペプシノゲン値を用いた血液検査によって、エビデンスに基づいた胃がんの危険度別;ハイリスク群とローリスク群、スーパーローリスク群(胃がん発症のリスクなし)検診が可能となる。
公開日・更新日
公開日
2015-05-19
更新日
-