医工連携のための医療・工学技術者Co-education事業の構築と実践

文献情報

文献番号
201111031A
報告書区分
総括
研究課題名
医工連携のための医療・工学技術者Co-education事業の構築と実践
課題番号
H23-医療機器・指定-002
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
松木 英敏(東北大学 大学院医工学研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 山口 隆美(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 川添 良幸(東北大学 金属材料研究所)
  • 福田 寛(東北大学 加齢医学研究所)
  • 佐藤 正明(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 大内 憲明(東北大学病院)
  • 梅村 晋一郎(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 高橋 明(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 吉澤 誠(東北大学 サイバーサイエンスセンター)
  • 早瀬 敏幸(東北大学 流体科学研究所)
  • 谷内 一彦(東北大学 大学院医学系研究科)
  • 福島 浩平(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 鎌倉 慎治(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 川瀬 哲明(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 出江 紳一(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 金井 浩(東北大学 大学院工学研究科)
  • 永富 良一(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 山家 智之(東北大学 加齢医学研究所)
  • 阿部 高明(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 大隅 典子(東北大学 大学院医学系研究科)
  • 西條 芳文(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 小玉 哲也(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 小野 栄夫(東北大学 大学院医学系研究科)
  • 田中 徹(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 吉信 達夫(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 芳賀 洋一(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 松浦 祐司(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 田中 真美(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 武田 元博(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 神崎 展(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 金高 弘恭(東北大学 歯学研究科)
  • 渡邉 高志(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 平野 愛弓(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 川下 将一(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 村山 和隆(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 太田 信(東北大学 流体科学研究所)
  • 石川 拓司(東北大学 大学院工学研究科)
  • 長谷川 英之(東北大学 大学院医工学研究科)
  • 出口 真次(東北大学 大学院工学研究科)
  • 沼山 恵子(東北大学 大学院医工学研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 医療機器開発推進研究(医療機器[ナノテクノロジー等]総合推進研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
38,753,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究では、東北大学大学院医工学研究科、医学系研究科、工学研究科等の医工学関係教員の総力を挙げて過去8年間実施してきた社会人技術者を対象とした医工学基礎・応用の再教育システムを補完する社会人技術者と医師・医療技術者のCo-educationを実現する新たなエクステンションコースを実施することにより我が国医工連携研究・開発のレベルを高めることを目的とする。
研究方法
3年の間に、1)これまでほとんど実施されてこなかった医師・医療技術者と工学技術者のCo-educationによる課題解決の協働体験の場をつくること、2)治療機器の開発に役立つ最新の実地の技術(大型動物を用いた手術手技や遺伝子治療技術)を体験する課題解決型実習を含めたカリキュラムや教材などを開発し、実際の教育を通じて確立する。平成23年度は東北大学星陵キャンパス医工学実験棟内に大型動物(ブタ)を対象にした内視鏡手術を軸とする外科手術環境および細胞・小動物への遺伝子導入と評価を行うための実習環境の整備を行う。また課題解決型(PBL)セミナーのプログラム開発のための題材となる分担研究者の研究情報の収集を行う。
結果と考察
医師・医療技術者と工学技術者の課題解決型Co-educationの柱となる実習環境を整備し、遺伝子組み換え実験、動物実験に必要な学内手続きを完了した。またPBLセミナーの題材となる可能性のある分担研究者の38編の最新の論文を収集した。
実習テーマとしての内視鏡を用いた低侵襲化手術、遺伝子導入および生体イメージングの選択は、これまでの社会人技術者に対する再教育プログラムの受講生の要望を集約した結果である。内視鏡手術の視野やオリエンテーションあるいは遺伝子治療技術に対する現場の医師・技術者の理解や考え方の相違をお互いが認識することが重要であると考えている。できるだけ理解しやすい実験系の構築を狙い生体イメージングおよび摘出した組織で同じ遺伝子発現を確認するテーマを設定した。
また、収集した研究成果の情報に基づいて分担研究者の研究課題および臨床的課題を融合できるようなPBLプログラムを開発する予定である。
結論
医師・医療技術者のCo-educationに必要な内視鏡手術および遺伝子導入をテーマとする実習環境の構築を行った。

公開日・更新日

公開日
2012-08-13
更新日
-

収支報告書

文献番号
201111031Z