文献情報
文献番号
201105011A
報告書区分
総括
研究課題名
高周波電磁界の発がんリスク等健康影響に関する社会科学研究
課題番号
H23-特別・指定-010
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
丸井 英二(順天堂大学 医学部)
研究分担者(所属機関)
- 堀口 逸子(順天堂大学 医学部)
- 高木 彩(千葉工業大学社会システム科学部)
- 杉森 裕樹(大東文化大学大学院スポーツ・健康科学研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
4,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
携帯電話の電磁界による健康影響について、どのような情報が提供されているのか、その現状を調査するとともに、国民の問題への認知状況について調査を行った。
研究方法
情報提供については、説明会に出席し、その観察を行った。またメディアとして新聞の記事検索を実施し分析した。認知状況については、子どもをもつ母親を対象としてWebサイトを利用した質問紙調査を実施した。
結果と考察
情報提供では、現時点では、説明会では双方向コミュニケーションよりは、共通認識をもつための情報提供が中心となっていることが明らかとなった。新聞記事においては、リ不安払しょくのための方法についての記述よりは、リスク評価に関わる科学的根拠のランクではなくリスクランクの意味と受け取られるような表現となっていた。質問紙調査では携帯電話の使用はメリットを感じており、多くがリスクについてはわからないとしていた。不安払しょくのためのインフォメーションとして、誤った認識や混乱が生じることを回避するための、リーフレット案を作成した。
結論
今後の研究の進展にともない、情報提供あるいはリスクコミュニケーションについては、随時、実質的に機能するような実践的研究が必要であると考えられる
公開日・更新日
公開日
2015-05-26
更新日
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