インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究

文献情報

文献番号
201103016A
報告書区分
総括
研究課題名
インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究
課題番号
H23-地球規模・指定-005
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
岡部 信彦(国立感染症研究所 感染症情報センター)
研究分担者(所属機関)
  • 宮崎千明(福岡市立西部療育センター)
  • 桃井真里子(自治医科大学小児科学)
  • 谷口清州(国立感染症研究所 感染症情報センター )
  • 大日康史(国立感染症研究所 感染症情報センター )
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 地球規模保健課題推進研究(地球規模保健課題推進研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
10,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
インフルエンザ様疾患罹患時に見られる異常行動についての実態把握の必要があり、2010/2011シーズンにおいて調査を行う。
研究方法
重度の異常行動に関する調査(重度調査)はすべての医療機関においての調査を依頼した。報告方法はインターネット又はFAXとした。
結果と考察
過去の2006/2007~2009/2010シーズンと比べると、年齢や性別や異常行動の分類別の割合では殆ど違いは見られなかった。薬剤の使用状況に関しては、10代へのタミフルの処方差し控え以降、相対的に、リレンザ服用例が増加していると思われ、両薬剤での報告割合はシーズンによって異なる。2010/2011シーズンの報告は、不明を除き全て服用なしが最も多かった。また今シーズンから使用されたイナビル服用後の異常行動も報告された。
結論
従来と同様に、抗ウイルス薬の種類、使用の有無と異常行動については、特定の関係に限られるものではないことが窺える。また、異常行動の報告内容には、飛び降りなど、結果として重大な事案が発生しかねない事案も従来同様に報告されている。以上のことから、従来の注意喚起を継続することが必要と考えられる。

公開日・更新日

公開日
2012-03-14
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201103016C

成果

専門的・学術的観点からの成果
本研究の内容は、WHO、米国FDA,CDCに提供された。
臨床的観点からの成果
本研究の内容に基づいて注意喚起の通知が出され、異常行動による重篤な転帰の防止に貢献した。
ガイドライン等の開発
本研究は、2011年11月2日の厚生労働省安全調査会にて報告された。またその内容に基づいて注意喚起の通知が出された。
その他行政的観点からの成果
本研究は、2011年11月2日の厚生労働省安全調査会にて報告された。またその内容に基づいて注意喚起の通知が出された。
その他のインパクト
本研究の内容は、WHO、米国FDA,CDCに提供された。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
「出願」「取得」計0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
1件
厚生労働省安全調査会
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2017-05-30
更新日
-

収支報告書

文献番号
201103016Z