登録販売者に必要な資質及びそれを確保するための登録販売者試験の適正な実施に関する研究

文献情報

文献番号
201034039A
報告書区分
総括
研究課題名
登録販売者に必要な資質及びそれを確保するための登録販売者試験の適正な実施に関する研究
課題番号
H21-医薬・一般-026
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
山添 康(東北大学大学院 薬学研究科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
2,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
登録販売者制度は、国民の医薬品へのアクセスの改善と適切な使用を計るものとしてスタートした。一定期間、専門教育を受けてから受験する薬剤師国家試験と違って、多様な経歴を持つ人が受験する登録販売者試験では、この試験の受験者が使用する手引きは、修得すべき内容を網羅し、記述を正確に理解出来るように配慮する必要がある。実際の試験問題は、都道府県が要請した専門家が手引を参照して作成することになるので、解釈に違いを生じないように、考慮する必要がある。
これらの点から、昨年度に引き続き手引きの内容を検討した。
研究方法
全漢方処方の記述増加を計るため新たに1名の専門研究者を加えた8名の専門家で手引の項目を分担し、内容を検討した。誤字、内容の誤りおよび改善が望ましい記述について加筆、修正を行った。また、法制度と漢方の証に関する記述についても加筆した。
結果と考察
別登録販売者試験の手引きの内容について検討し、内容の修正、加筆を行った。手引きは多数の執筆者によって作成されたことから、用語の不一致が散見されたので、出来るだけ統一を計った。記述の正確さと共に、理解の容易さにも心掛けた。また、消費者庁の発足に伴う制度変更への対応を行った。薬効・安全性の記述及び制度は年々改正されるので、委員会等のシステムを設けて内容の充実を計る必要性が指摘された。
結論
登録販売者試験制度について、本年度は手引きの改訂に向けて検討した。内容の正確さに主眼を置いて整備を計ったが、都道府県が主体となって試験を実施していることもあり、今後の試験手引きの改訂を厚生労働省が主体となって充実に努める必要がある。このため、システム化が望まれる。

公開日・更新日

公開日
2011-05-31
更新日
-

文献情報

文献番号
201034039B
報告書区分
総合
研究課題名
登録販売者に必要な資質及びそれを確保するための登録販売者試験の適正な実施に関する研究
課題番号
H21-医薬・一般-026
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
山添 康(東北大学大学院 薬学研究科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
登録販売者制度は、国民の医薬品へのアクセスの改善と適切な使用を計るものとしてスタートした。一定期間、専門教育を受けてから受験する薬剤師国家試験と違って、多様な経歴を持つ人が受験する登録販売者試験では、この試験の受験者が使用する手引きは、修得すべき内容を網羅し、記述を正確に理解出来るように配慮する必要がある。実際の試験問題は、都道府県が要請した専門家が手引を参照して作成することになるので、解釈に違いを生じないように、考慮する必要がある。
これらの点から、昨年度に引き続き手引きの内容を検討した。
研究方法
漢方処方の記述増加を計るため新たに1名の専門研究者を加えた8名の専門家で手引の項目を分担し、内容を検討した。誤字、内容の誤りおよび改善が望ましい記述について加筆、修正を行った。また、法制度と漢方の証に関する記述についても加筆した。
結果と考察
登録販売者試験の手引きの内容について検討し、内容の修正、加筆を行った。手引きは多数の執筆者によって作成されたことから、用語の不一致が散見されたので、出来るだけ統一を計った。記述の正確さと共に、理解の容易さにも心掛けた。また、消費者庁の発足に伴う制度変更への対応を行った。薬効・安全性の記述及び制度は年々改正されるので、委員会等のシステムを設けて内容の充実を計る必要性が指摘された。
結論
登録販売者試験制度について、本年度は手引きの改訂に向けて検討した。内容の正確さに主眼を置いて整備を計ったが、都道府県が主体となって試験を実施していることもあり、今後の試験手引きの改訂を厚生労働省が主体となって充実に努める必要がある。このため、システム化が望まれる。

公開日・更新日

公開日
2011-05-31
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201034039C

成果

専門的・学術的観点からの成果
新規の資格としてスタートした登録販売者の試験制度の充実と、登録販売者に必要とされる知識の内容について2年間検討した。本資格を得ようとする志願者は、手引書で学ぶため、内容の疑義は試験そのものに大きな影響を与える。2年間をかけ、記述内容の確認と追補を行い、資質の向上を計った。検討した内容が改訂版に反映されることによって、受験者および審査両方にメリットなることが期待される。
臨床的観点からの成果
必ずしも十分な医療事務の経験と知識を事前に持っている人が、登録販売者試験を受ける訳ではないので、手引書で学ぶことで最低限の必要知識を収得できるように配慮した。できるだけ専門用語を理解できること、医療・薬学で必要な身体・健康に関する記述の付記を行った。
ガイドライン等の開発
無し
その他行政的観点からの成果
無し
その他のインパクト
無し

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
「出願」「取得」計0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2017-05-30
更新日
-

収支報告書

文献番号
201034039Z