患者から副作用情報を受ける方策に関する調査研究

文献情報

文献番号
201034034A
報告書区分
総括
研究課題名
患者から副作用情報を受ける方策に関する調査研究
課題番号
H21-医薬・一般-021
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
望月 眞弓(慶應義塾大学 薬学部)
研究分担者(所属機関)
  • 土橋 朗(東京薬科大学 薬学部)
  • 岡崎 光洋(北海道薬科大学 薬学部)
  • 久保田 潔(東京大学大学院医学系研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
3,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
患者から副作用情報を受ける仕組みとその導入における課題と解決策を提案するために、Webによる患者からの副作用自発報告を収集するシステムを構築すること。
研究方法
本研究で構築した「一般の方からの医薬品の副作用報告Webサイト」は独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページのトップページから報告サイトに移動するバナーリンクを作成して、一般の方からの副作用情報を試行的に収集した。それらの副作用情報をもとに、総括検討会において副作用報告システムの質問項目等の改善点について検討した。
結果と考察
集積データを解析した結果、本システム上の入力での問題点、副作用と被疑薬との関連性を検討する際の問題点・改善点などが明らかとなった。報告者に対する本システムの使用感に関するアンケート調査結果では、入力方法、入力時間、入力の面倒さ、いずれにおいても特に問題はなく、また、報告者全員が今後も本システムを利用して副作用を報告したいと思っていた。次年度は、本システムの問題点・改善点を修正するとともに、より多くの副作用報告症例を集積して、本システムの有用性を検証する予定である。
結論
本システムは患者からの副作用自発報告収集システムとして簡便で有用な方法であると考えられた。

公開日・更新日

公開日
2011-05-26
更新日
-

収支報告書

文献番号
201034034Z