医療現場における安全性(感染制御策)の質向上をはかるための総合的研究

文献情報

文献番号
201031011A
報告書区分
総括
研究課題名
医療現場における安全性(感染制御策)の質向上をはかるための総合的研究
課題番号
H21-医療・一般-012
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
小林 寛伊(東京医療保健大学)
研究分担者(所属機関)
  • 木村 哲(東京逓信病院)
  • 森屋 恭爾(東京大学)
  • 賀来 満夫(東北大学)
  • 大久保 憲(東京医療保健大学)
  • 尾家 重治(山口大学)
  • 小西 敏郎(NTT東日本関東病院)
  • 針原 康(NTT東日本関東病院)
  • 森澤 雄司(自治医科大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
5,200,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医療現場の安全性(感染制御策)質向上をの為に以下の9項目を総合的に研究、現場活用し寄与することを目的とした①施設内指針遵守の為のチェックリストの改善と質向上②感染制御策の効果向上の為のケアーバンドルcare bundle開発③感染制御策遵守の為のe-ラーニング作成④感染制御策の質向上を目指す教育的DVDの作成⑤アウトブレーク発生時の特定方法ならびに原因追求に関する指針案の作成⑥費用効果分析Cost-effectiveness analysisの追及⑦中小病院との協同ラウンド⑧中小医療施設地域支援ネットワークの構築⑨インフェクション・コントロール・ナース(ICN)日常業務必要時間の調査に基づく算定。
研究方法
 ①は、2007年度より取組み、試行・改善を繰り返したが、協力施設の実用試行とパブコメに基づく修正により改善を目指した。②は、2008年度に開発試行を開始したケアーバンドルを、評価し有効活用を目指した。③は、種類を増加充実して公開した。④は、実際の基本的感染制御策を分りやすく説明するDVDを作成、教育啓発効果の向上を目指した。⑤は、アウトブレークの早期特定と原因追究の為の効果的指針案を作成、感染制御専門職の不足している中小病院での戦略に寄与すべく、公表した。⑥は、実践的評価/データ集積と分析をMRSA感染症に関しておこなった。⑦は、小林、大久保を中心に各2名前後の中小病院ラウンド班を組織、19病院の協同ラウンドを行い、その結果をお互いの立場で検討することによって問題点を追求し、感染制御策の向上を図った。⑧は、日本環境感染学会認定教育施設(37施設)を中心として、全国に中小医療施設に対する地域支援ネットワーク構築推進を図った。⑨は、インフェクション・コントロール・ナースの一定病床当たりの必要人数を算出する為の、初期的調査をおこなった。
結果と考察
一年目に整理調整した施策を、実用に供すると共に、パブコメを求め、改善し、より質の良い遵守しやすい現場に役立つ施策とした。個々の施策を整理完成させつつ総合的に関連性を持たせて纏め上げ、医療現場の安全性(感染制御策)の質向上に寄与。感染制御学各分野の第一人者を分担研究者として擁し、幅広く研究協力者を求め、総合的な感染制御策とした。その結果は、日本の感染制御分野の大きな前進を達成し役立つと確信する。特に、中小医療施設の感染制御策質向上に繋がる多大な成果が大いに期待出来る。
結論
一連の感染制御策を組み合わせて実践する戦略は、感染制御体制の質向上に大きく寄与したものと確信する。

公開日・更新日

公開日
2011-05-30
更新日
-

文献情報

文献番号
201031011B
報告書区分
総合
研究課題名
医療現場における安全性(感染制御策)の質向上をはかるための総合的研究
課題番号
H21-医療・一般-012
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
小林 寛伊(東京医療保健大学)
研究分担者(所属機関)
  • 木村 哲(東京逓信病院)
  • 森屋 恭爾(東京大学)
  • 賀来 満夫(東北大学)
  • 大久保 憲(東京医療保健大学)
  • 尾家 重治(山口大学)
  • 小西 敏郎(NTT東日本関東病院)
  • 針原 康(NTT東日本関東病院)
  • 森澤 雄司(自治医科大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
 医療現場の安全性(感染制御策)質向上をの為に以下の9項目を総合的に研究、現場活用し寄与することを目的とした①施設内指針遵守の為のチェックリストの改善と質向上②感染制御策の効果向上の為のケアーバンドルcare bundle開発③感染制御策遵守の為のe-ラーニング作成④感染制御策の質向上を目指す教育的DVDの作成⑤アウトブレーク発生時の特定方法ならびに原因追求に関する指針案の作成⑥費用効果分析Cost-effectiveness analysisの追及⑦中小病院との協同ラウンド⑧中小医療施設地域支援ネットワークの構築⑨インフェクション・コントロール・ナース(ICN)日常業務必要時間の調査に基づく算定。
研究方法
①は、2007年度より取組み、試行・改善を繰り返したが、協力施設の実用試行とパブコメに基づく修正により改善を目指した。②は、2008年度に開発試行を開始したケアーバンドルを、評価し有効活用を目指した。③は、種類を増加充実して公開した。④は、実際の基本的感染制御策を分りやすく説明するDVDを作成、教育啓発効果の向上を目指した。⑤は、アウトブレークの早期特定と原因追究の為の効果的指針案を作成、感染制御専門職の不足している中小病院での戦略に寄与すべく、公表した。⑥は、実践的評価/データ集積と分析をMRSA感染症に関しておこなった。⑦は、小林、大久保を中心に各2名前後の中小病院ラウンド班を組織、19病院の協同ラウンドを行い、その結果をお互いの立場で検討することによって問題点を追求し、感染制御策の向上を図った。⑧は、日本環境感染学会認定教育施設(37施設)を中心として、全国に中小医療施設に対する地域支援ネットワーク構築推進を図った。⑨は、インフェクション・コントロール・ナースの一定病床当たりの必要人数を算出する為の、初期的調査をおこなった。
結果と考察
一年目に整理調整した施策を、実用に供すると共に、パブコメを求め、改善し、より質の良い遵守しやすい現場に役立つ施策とした。個々の施策を整理完成させつつ総合的に関連性を持たせて纏め上げ、医療現場の安全性(感染制御策)の質向上に寄与。感染制御学各分野の第一人者を分担研究者として擁し、幅広く研究協力者を求め、総合的な感染制御策とした。その結果は、日本の感染制御分野の大きな前進を達成し役立つと確信する。特に、中小医療施設の感染制御策質向上に繋がる多大な成果が大いに期待出来る。
結論
一連の感染制御策を組み合わせて実践する戦略は、感染制御体制の質向上に大きく寄与したものと確信する。

公開日・更新日

公開日
2011-05-30
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201031011C

収支報告書

文献番号
201031011Z