文献情報
文献番号
201027052A
報告書区分
総括
研究課題名
リワークプログラムを中心とするうつ病の早期発見から職場復帰に至る包括的治療に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H20-こころ・一般-005
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
秋山 剛(NTT東日本関東病院 精神神経科)
研究分担者(所属機関)
- 五十嵐 良雄(メディカルケア虎ノ門)
- 尾崎 紀夫(名古屋大学大学院医学系研究科)
- 川上 憲人(東京大学大学院医学系研究科・精神保健学分野)
- 田中 克俊(北里大学医療系研究科産業精神保健学)
- 中村 純(産業医科大学医学部精神医学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者対策総合研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
今年度は
①ストレス・うつ病教育用ウェブサイトの効果評価
②主要なスクリーニング尺度の層化尤度比の算出
③全国におけるリワークプログラムの実施状況と利用者に関する調査研究
④リワークプログラムの標準化ガイドラインの作成と実施のための医療政策的研究
⑤リワークプログラムの効果を評価するための無作為化比較対象試験介入群と無介入群におけるドロップアウト率の比較
⑥非介入群の経過
⑦職場復帰に関する生物学的指標の開発
⑧復職前の夜間睡眠と復職後の経過との関連に関する研究
⑨睡眠不足が認知機能・運転技能に与える影響の検討を 目的とした。
①ストレス・うつ病教育用ウェブサイトの効果評価
②主要なスクリーニング尺度の層化尤度比の算出
③全国におけるリワークプログラムの実施状況と利用者に関する調査研究
④リワークプログラムの標準化ガイドラインの作成と実施のための医療政策的研究
⑤リワークプログラムの効果を評価するための無作為化比較対象試験介入群と無介入群におけるドロップアウト率の比較
⑥非介入群の経過
⑦職場復帰に関する生物学的指標の開発
⑧復職前の夜間睡眠と復職後の経過との関連に関する研究
⑨睡眠不足が認知機能・運転技能に与える影響の検討を 目的とした。
研究方法
①参加同意者を無作為に介入群と対照群に割りつけ、対象者を3層に区分し、解析を行った。
②過去のデータベースを用い、仮定に基づいた検査後確率を求めた。
③④リワーク医療機関およびその利用者を対象として、調査票に基づいてデータを収集した。
⑤脱落と関連する要因を検討した。
⑥復職継続群、復職失敗群について比較検討した。
⑦生物学的指標と、社会適応、性格の相関を分析した。
⑧復職時の睡眠指標と復職後の経過を、回帰モデルを用いて分析した。
⑨運転業務負荷試験、認知機能試験、前頭葉機能の計測を行った
②過去のデータベースを用い、仮定に基づいた検査後確率を求めた。
③④リワーク医療機関およびその利用者を対象として、調査票に基づいてデータを収集した。
⑤脱落と関連する要因を検討した。
⑥復職継続群、復職失敗群について比較検討した。
⑦生物学的指標と、社会適応、性格の相関を分析した。
⑧復職時の睡眠指標と復職後の経過を、回帰モデルを用いて分析した。
⑨運転業務負荷試験、認知機能試験、前頭葉機能の計測を行った
結果と考察
①②は、研究が完了した。③④は、大きな進捗があったが、リワークプログラム自体が発展しているので、今後の継続が必要である。⑤~⑨については、重要な端緒的な成果が得られたが、今後の研究の発展が必要である。
結論
職域におけるうつ病については、セルフチェック後の自己学習、効率的な診断チェックシステムの確立、リワークプログラムによる職場復帰への援助、職場復帰に関する評価指標の開発、睡眠剥奪が労働能力に与える影響などについて、包括的に検討することが必要である。
公開日・更新日
公開日
2011-05-30
更新日
-