こども家庭センター(母子保健機能)における効果的な母子保健事業を推進するための研究

文献情報

文献番号
202527018A
報告書区分
総括
研究課題名
こども家庭センター(母子保健機能)における効果的な母子保健事業を推進するための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
25DA0101
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
市川 香織(東京情報大学 看護学部)
研究分担者(所属機関)
  • 上原 里程(国立保健医療科学院)
  • 草野 恵美子(大阪医科薬科大学 看護学部)
  • 川松 亮(明星大学 人文学部福祉実践学科)
  • 北村 俊則(北村メンタルヘルス研究所)
研究区分
こども家庭科学研究費補助金 分野なし 成育疾患克服等次世代育成基盤研究
研究開始年度
令和7(2025)年度
研究終了予定年度
令和9(2027)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究では、母子保健事業における既存資材の整理、こども家庭センター(母子保健機能)に関する実態把握を通じた事例収集及び分析等を行い、こども家庭センター(母子保健機能)の体制整備に向けた取組の推進及び担当者の質向上に資することを目的とする。
研究方法
(1)こども家庭センターの母子保健機能に関する課題点を整理するため文献レビューを行い、こども家庭センター(母子保健機能)に関する実態調査の設計に反映する。(令和7年度)

(2)全市区町村1741を対象としたこども家庭センター(母子保健機能)に関する実態調査を行うとともに、好事例自治体へのヒアリングも行う。(令和8年度)

(3)こども家庭センター(母子保健機能)の体制整備推進のためのマニュアル及び好事例集を作成するとともに、マニュアル及び事例集に基づく研修を実施する。(令和9年度)

結果と考察
令和7年度は本研究の1年目であり、こども家庭センターの母子保健機能に関する課題点を明確にするために文献レビュー、及び周産期メンタルヘルス領域に関する日本および世界のエビデンスについてナラティブレビューを行った。こども家庭センター(母子保健機能)に関する先行研究レビューは、医中誌webにて84件を抽出し、56件を分析対象とした。こども家庭センター(母子保健機能)の課題として、①組織のあり方(建物、部署間のパワー関係等)②支援のあり方(支援対象者の基準の違い、サポートプラン作成の基準、ポピュレーションアプローチ不足に対する葛藤等)③人材(統括支援員の確保、人材配置等)があることが明らかになった。周産期メンタルヘルスに関するナラティブレビューでは、妊娠期心理症候群(妊娠うつ病、悪阻、胎児ボンディング障害、出産恐怖、希死念慮等、妊娠・出産に伴う心理的・精神的問題の総称)や父親も含む産後うつ病、産後の希死念慮等の日本及び海外のエビデンスをまとめ、こども家庭センター担当者の周産期メンタルヘルスに関する教育実態と学習ニーズについて実態調査に組み込むことを検討した。
結論
文献レビューの結果からこども家庭センター(母子保健機能)の課題として組織のあり方、支援のあり方、人材に関する課題が浮かび上がった。また、周産期メンタルヘルスのナラティブレビューから、こども家庭センター担当者への教育の必要性があることが明らかになり、教育実態と学習ニーズについて実態調査に組み込む必要性が示唆された。これらの結果を元に、令和8年度に実施予定のこども家庭センターの実態調査内容の検討を行った。

公開日・更新日

公開日
2026-07-22
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2026-07-22
更新日
-

収支報告書

文献番号
202527018Z