専門薬剤師が医療の質に与える効果とその評価に関する研究

文献情報

文献番号
202524009A
報告書区分
総括
研究課題名
専門薬剤師が医療の質に与える効果とその評価に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
24KC1006
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
益山 光一(東京薬科大学 薬学部薬事関係法規研究室)
研究分担者(所属機関)
  • 矢野 育子(国立大学法人 神戸大学 医学部附属病院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和6(2024)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
1,675,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
我が国における薬剤師の専門性に係る評価・認定は、これまで各学会や職能団体が自律的に制度を構築し運用し、その結果として認定要件や名称、制度の位置づけに大きな差異が生じ、専門性の質保証や、国民・患者に対する分かりやすさが大きな課題となっていた。本研究は、先行する専門医制度や歯科専門医制度の調査結果を基礎資料とし、国民的視点や他職種との整合性を踏まえた、国内で実装可能な専門薬剤師制度案を提示することを目的としている。
研究方法
本研究は、「日本専門医機構等の調査、専門薬剤師の認定・運用案の検討」として、前年度に実施した日本専門医機構及び日本歯科専門医機構へのヒアリング調査結果を踏まえ、専門薬剤師制度の基本設計、第三者機関の構想、認定・更新・研修・評価の枠組みを整理した。令和7年度の班会議は2回開催し、その間、メール等で意見等の修正等を実施した。最終的に、「専門薬剤師の在り方(案)」、「専門薬剤師整備指針(案)」及び「各領域学会等専門薬剤師制度 審査対象項目と評価指標(案)」を研究班の成果物として取りまとめることを目指した。
結果と考察
班会議及びメール等でやり取りを踏まえ、以下のような成果物を整理した。
「在り方(案)」については、専門薬剤師制度の基本理念、制度階層、領域設定、第三者評価の必要性、学会等との関係、地域医療への配慮等を含む、制度の理念的・構造的整理文書としてまとめた。また、「整備指針(案)」については、理念・使命、研修体制、経験目標、評価方法、認定要件、更新要件、指導体制等、制度実装のための技術的・運用的基盤を示す文書として整理した。今後は、これらの基礎資料をもとに、第三者評価機関の選定・確立を進めるとともに、専門薬剤師が実際に医療の質にどの程度寄与しているかについて等のアウトカムデータの蓄積が重要になると考えられる。
結論
本研究では、前年度調査結果等を基礎として、令和7年度に研究班会議を2回開催し、専門薬剤師制度の在り方(案)と専門薬剤師制度整備指針(案)について、制度理念から技術的運用に至るまで、詳細な検討を行い、その研究成果として、専門薬剤師制度の在り方(案)及び専門薬剤師制度整備指針(案)を取りまとめた。これらは、今後の厚生労働省における検討会、第三者機関の具体設計、制度整備、さらに必要に応じた法制度上の検討に資する基礎資料となるものである。

公開日・更新日

公開日
2026-07-15
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2026-07-15
更新日
-

文献情報

文献番号
202524009B
報告書区分
総合
研究課題名
専門薬剤師が医療の質に与える効果とその評価に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
24KC1006
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
益山 光一(東京薬科大学 薬学部薬事関係法規研究室)
研究分担者(所属機関)
  • 矢野 育子(国立大学法人 神戸大学 医学部附属病院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和6(2024)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
我が国における薬剤師の専門性に係る評価・認定は、これまで各学会や職能団体が自律的に制度を構築し運用し、その結果として認定要件や名称、制度の位置づけに大きな差異が生じ、専門性の質保証や、国民・患者に対する分かりやすさが大きな課題となっていた。本研究は、先行する専門医制度や歯科専門医制度の調査結果を基礎資料とし、国民的視点や他職種との整合性を踏まえた、国内で実装可能な専門薬剤師制度案を提示することを目的としている。
研究方法
本研究は、「日本専門医機構等の調査、専門薬剤師の認定・運用案の検討」として、令和6年度は、日本専門医機構及び日本歯科専門医機構へのヒアリング調査を実施し、その内容を踏まえ、専門薬剤師制度の基本設計、第三者機関の構想、認定・更新・研修・評価の枠組みを整理した。令和7年度は、国内学会の代表の先生で構成される班会議を設置し、2回の会議にて、「専門薬剤師の在り方(案)」、「専門薬剤師整備指針(案)」及び「各領域学会等専門薬剤師制度 審査対象項目と評価指標(案)」を作成した。
結果と考察
令和6年度及び7年度の研究の実施、研究班会議及び班メンバーとのメール等でのやり取りを踏まえ、以下のような専門薬剤師の在り方(案)等の成果物を作成した。
「在り方(案)」については、専門薬剤師制度の基本理念、制度階層、領域設定、第三者評価の必要性、学会等との関係、地域医療への配慮等を含む、制度の理念的・構造的整理文書としてまとめた。また、「整備指針(案)」については、理念・使命、研修体制、経験目標、評価方法、認定要件、更新要件、指導体制等、制度実装のための技術的・運用的基盤を示す文書として整理した。今後は、これらの基礎資料をもとに、第三者評価機関の選定・確立を進めるとともに、専門薬剤師が実際に医療の質にどの程度寄与しているかについて等のアウトカムデータの蓄積が重要になると考えられる。
結論
本研究では、令和6年度の調査結果等を基礎として、令和7年度に研究班会議を2回開催し、専門薬剤師制度の在り方(案)と専門薬剤師制度整備指針(案)について、制度理念から技術的運用に至るまで、詳細な検討を行い、その研究成果として、専門薬剤師制度の在り方(案)及び専門薬剤師制度整備指針(案)を取りまとめた。これらは、今後の厚生労働省における検討会、第三者機関の具体設計、制度整備、さらに必要に応じた法制度上の検討に資する基礎資料となるものである。

公開日・更新日

公開日
2026-07-15
更新日
-

行政効果報告

文献番号
202524009C

成果

専門的・学術的観点からの成果
我が国における薬剤師の専門性に係る評価・認定は、これまで各学会や職能団体が自律的に制度を構築し運用し、その結果として、認定要件や名称、制度の位置づけに大きな差異が生じ、専門性の質保証や、国民・患者に対する分かりやすさが医師や歯科医師と同様に、大きな課題となっていた。本研究より、先行する専門医制度や歯科専門医制度の調査結果を基礎資料とし、国内で実装可能な専門薬剤師制度案の提示を行った。今後の専門薬剤師制度の構築に向けた行政上の基礎資料となるものであり社会的意義の大きい成果である。
臨床的観点からの成果
現在の専門薬剤師制度は、各学会等での自律的な取組みで運用しており、結果として、学会等の間での差異が生じている中、医師・歯科医師同様の専門薬剤師制度案を、国内の学会の有識者の調整を踏まえて提案できた。令和6年度及び7年度の2年間の成果として、国内の学会有識者の意見調整も行った上で、臨床現場における今後の専門薬剤師制度を運営に必須となる、専門薬剤師の在り方(案)及び専門薬剤師整備指針(案)について策定を行った。
ガイドライン等の開発
ガイドライン等の開発に直接関係はしないが、専門薬剤師の本格的な制度の運営の基礎情報となるものと考える。
その他行政的観点からの成果
医師・歯科医師の専門制度と同様に、専門薬剤師の評価等について、横断的な制度が求められる中での行政的な基礎資料を作成できた。今後、薬剤師のキャリア形成等に関する検討会での資料として活用されることが期待される。
その他のインパクト
「専門薬剤師、「第三者機関」が認定へ 厚労科研・益山班、制度整備指針案を年度内に」2025年11月26日の業界紙(PHARMACY NEWSBREAK)1面に掲載された。

発表件数

原著論文(和文)
1件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
5件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2026-07-15
更新日
-

収支報告書

文献番号
202524009Z