戦略研究(腎疾患重症化予防のための戦略研究)

文献情報

文献番号
201022007A
報告書区分
総括
研究課題名
戦略研究(腎疾患重症化予防のための戦略研究)
課題番号
H22-腎疾患・戦略-003
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
加藤 明彦(浜松医科大学 血液浄化療法部)
研究分担者(所属機関)
  • 今澤 俊之(国立病院機構千葉東病院 第一診療部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 腎疾患対策研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
1,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は、腎疾患重症化予防の推進を図るため実施する「腎疾患重症化予防のための戦略研究」が公正かつ有効に実施され、もって腎疾患重症化予防に資することとなるよう戦略研究にかかる基本的かつ重要な事項を適正に判断すること、及び医学倫理上の問題について判断すること、戦略研究に必要な独立した統計家に関する意見を反映させることである。
研究方法
平成21年度まで日本腎臓財団が行ってきた運営委員会および倫理委員会を引き継ぎ、独立した新たな組織として委員会を適切に運営することとした。
1. 戦略研究運営委員会
 運営委員会では、研究計画の調整を行うこととした。これまでの10名の委員に依頼し、平成22年度も引き続き就任いただいた。委員長には菱田 明 氏を任命した。
2. 戦略研究倫理委員会
 倫理委員会では、研究の倫理事項に関する審議を公正かつ有効に行うこととした。これまでの委員10名に就任を依頼し、委員長には齊藤 壽一 氏を任命した。
3. 独立統計家
 両委員長が特に必要と認める場には、委員以外の特別の分野の専門家等(独立統計家など)に委員会への出席を求めて意見を聴くことができることとした。
結果と考察
本研究は、平成21年度まで日本腎臓財団が実施していた運営委員会及び倫理委員会を引き継ぐものであり、今年度は2年間の初年度にあたった。
平成22年5月14日に第1回倫理委員会を開催し、新体制への移行に伴う医学倫理的な問題点について審議を行った。委員会では、1) 新体制の内容の確認、2) 本倫理委員会規程の変更についての確認が行われた。さらに、3) 研究実施計画書の変更、特に「中止」という表現の整理(「中止」という定義を、「同意撤回」と「参加者の脱落」の2つの定義に明確に分離に伴う変更)について審議が行われ、変更が了承された(平成22年5月24日付けで齊藤壽一委員長の承認印あり)。
次いで、平成22年7月15日に第1回運営委員会を開催した。委員会では、1) 新体制に伴う組織の変更、2) 倫理委員会で承認された研究計画の改定、3) 本運営委員会規程の改定、4) 「腎疾患重症化予防のための戦略研究」の進捗状況等についての確認が行われた。さらに、本研究終了後から介入5年後までの今後の対応についても審議が行われた。
結論
平成22年度は、日本腎臓財団から新体制へ移行した初年度であり、これまでに確立された研究実施体制を維持し、さらに改良を加えるための方策を取ることができた。来年度(平成23年度)は戦略研究の最終年度にあたり、運営面・倫理面でさらなる審議が予想され、なお一層の取り組みが必要と考えられる。

公開日・更新日

公開日
2011-09-20
更新日
-

収支報告書

文献番号
201022007Z