糖尿病の重症化・合併症予防に資する地域連携の多角的評価の研究

文献情報

文献番号
201021047A
報告書区分
総括
研究課題名
糖尿病の重症化・合併症予防に資する地域連携の多角的評価の研究
課題番号
H22-循環器等(生活)・一般-010
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
春日 雅人(独立行政法人 国立国際医療研究センター 研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 磯 博康(大阪大学大学院 医学系研究科)
  • 野田 光彦(独立行政法人 国立国際医療研究センター)
  • 高橋 義彦(独立行政法人 国立国際医療研究センター)
  • 島 健二(医療法人川島会 川島病院)
  • 武田 倬(鳥取県立中央病院)
  • 上村 伯人(社団法人 上村医院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成24(2012)年度
研究費
6,600,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
わが国における糖尿病の急増をうけて、様々な糖尿病対策が試みられているが、糖尿病対策において最も遅れており、かつ最も難しい課題のひとつは日本全国の各地域で地域医療連携体制を構築し、それを実効性のあるものとして各地域で機能させることである。最近では糖尿病の地域連携に関する試みがなされているが、それらの地域連携施策の実効性に関する評価はほとんどなされていない。
研究方法
そこで本研究では、「町」(島根県隠岐郡、海士町)・「市」(島根県、安来市)・「二次医療圏」(新潟県魚沼二次医療圏)・「県」(徳島県)という4つの規模の異なる地域を取上げ、3年間の研究期間の初年度に糖尿病に関する評価を行い、2年目に地域医療連携施策を実施し、3年目に再び糖尿病に関する評価を行う。糖尿病に関する評価としては、血糖コントロール、合併症有病数、糖尿病に係わる医療費、糖尿病に対する理解度、糖尿病患者を支える取組みの質等の観点から行う。
結果と考察
3年間の研究の第一年目ということで、4つの地域における各種データの取得が本年度の主な目標であった。研究活動を開始してみると、本研究について国立国際医療研究センターの倫理委員会の承認を得るのに予定以上の時間要し、実際にアンケート調査を実施しえたのは2011年の2月?3月であり、それらを回収し、現在はアンケート調査の基本的な解析が終了した所である。また、血糖コントロールと合併症の有病率に関する評価表ならびに医療費入力フォームの作成を完了したのが2011年3月ということもあり、これらに関するdataも現時点では十分には回収・解析されてはいない。
結論
島根県の海士町と安来市、新潟県の魚沼二次医療圏ならびに徳島県において、糖尿病患者のHbA1c値、合併症有病率、糖尿病に係わる医療費について調査をした。また、糖尿病に対する理解度等を評価するためのアンケート調査を実施した。

公開日・更新日

公開日
2011-06-15
更新日
-

収支報告書

文献番号
201021047Z