切除不能胆道がんに対する治療法の確立に関する研究

文献情報

文献番号
201020054A
報告書区分
総括
研究課題名
切除不能胆道がんに対する治療法の確立に関する研究
課題番号
H22-がん臨床・一般-013
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
奥坂 拓志(独立行政法人国立がん研究センター中央病院 肝胆膵腫瘍科)
研究分担者(所属機関)
  • 宮川 宏之(札幌厚生病院 第2消化器科)
  • 浜本 康夫(栃木県がんセンター)
  • 長瀬 通隆(自治医科大学 臨床腫瘍部)
  • 山口 研成(埼玉県立がんセンター 消化器内科)
  • 山口 武人(千葉県がんセンター 消化器内科)
  • 池田 公史(独立行政法人国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科)
  • 石井 浩(癌研有明病院 消化器内科)
  • 古瀬 純司(杏林大学医学部 腫瘍内科学)
  • 大川 伸一(神奈川県立がんセンター 消化器内科)
  • 田中 克明(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
  • 山雄 健次(愛知県がんセンター中央病院 消化器内科)
  • 朴 成和(静岡県立静岡がんセンター 消化器内科)
  • 中森 正二(大阪医療センター 外科)
  • 井岡 達也(大阪府立成人病センター )
  • 井口 東郎(四国がんセンター 消化器内科)
  • 舩越 顕博(九州がんセンター 消化器内科)
  • 伊藤 鉄英(九州大学医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん臨床研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成24(2012)年度
研究費
19,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
切除不能胆道がんの予後の改善を目指し、新規抗がん剤であるS-1を用いた化学療法の有用性を、切除不能胆道がんに対する標準治療とされるゲムシタビンを用いた化学療法とのランダム化比較試験にて検証する。
研究方法
本研究は以下の2段階で行う。
1)S-1単独療法とS-1とゲムシタビン併用療法とのランダム化第Ⅱ相試験「進行胆道がんを対象としたゲムシタビン+S-1併用療法とS-1単剤療法のランダム化第Ⅱ相試験」(JCOG0805)
2)ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法と1)のランダム化第Ⅱ相試験で選択される治療法とのランダム化第Ⅲ相試験
結果と考察
1)「進行胆道がんを対象としたゲムシタビン+S-1併用療法とS-1単剤療法のランダム化第Ⅱ相試験」においては、登録期間2年を予定したが、1年3ヶ月(平成22年4月)で完了した。最終解析後、次期第Ⅲ相試験の試験治療群を決定する予定である。
2)本研究班に付随する研究として、「切除不能・再発胆道癌を対象としたゲムシタビン+CDDP+WT1ペプチドワクチン併用化学免疫療法とゲムシタビン+CDDP治療の第I/II相試験」の登録を開始している。
結論
進行胆道がんに対して2つの臨床試験が進められており、結果が待たれている。

公開日・更新日

公開日
2015-05-18
更新日
-

収支報告書

文献番号
201020054Z