文献情報
文献番号
199700761A
報告書区分
総括
研究課題名
新医療技術開発研究事業
課題番号
-
研究年度
平成9(1997)年度
研究代表者(所属機関)
長谷川 慧重((財)医療機器センター)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生科学研究費補助金 先端的厚生科学研究分野 高度先端医療研究事業(治療機器等開発研究分野)
研究開始年度
平成8(1996)年度
研究終了予定年度
平成9(1997)年度
研究費
166,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
老化等により失われた身体の機能を代替・補完したり、低侵襲的に治療を行うことのできる医療機器の基盤技術の研究開発を官民共同で行った。
研究方法
第1分野 人工臓器に関する開発研究 体内埋込型人工心臓に係るポンプシステム及びエネルギーの開発研究
第2分野 マルチメディアを利用した医療機器に関する開発研究 リハビリテーションのためのバーチャル散策システムの開発研究
第3分野 在宅医療機器に関する開発研究 在宅患者を支援するための医療(画像・音声)通信及び生体情報収集・解析システムの研究開発
第2分野 マルチメディアを利用した医療機器に関する開発研究 リハビリテーションのためのバーチャル散策システムの開発研究
第3分野 在宅医療機器に関する開発研究 在宅患者を支援するための医療(画像・音声)通信及び生体情報収集・解析システムの研究開発
結果と考察
第1分野の人工臓器に関しての開発研究では体内埋込型人工心臓において定常流の遠心ポンプが抗血栓性、低溶血性、信頼性が高いレベルであることが動物の体外設置で381日という長期生存で確認出来た又1回抽出量90ccの楕円球形ダイアフラム型血液ポンプを試作して拍動状態での血液ポンプの容量変化を試験したところ良好な成績を得た。エネルギーについては、生体適合リチウムイオン二次電池の開発及び経皮エネルギー伝送システム用ソフトフェライトコアを考案し、生体装着連続伝送実験を実施、その高い生体適合性を確認した。
第2分野 マルチメディアを利用した医療機器に関する開発研究でバーチャル散策コース呈示システム(ミニチュア散策コース、TVカメラ、HMDシステムにより構成される。)の開発研究を行いプロトタイプを開発し、さらに平行してヒトの立体視のメカニズムを解明するための視覚実験を実施した。
第3分野 在宅医療機器に関する開発研究では、在宅医療を支援する機器、在宅用テレビ電話、医師用テレビ電話を製作し、国立小児病院において評価を行い、対話環境の改善(目線一致)、画像取得の向上などにより遠隔画像診断への可能性を明らかにした。また、在宅患者のために長期連絡可能な携帯型主体情報端末で収集したデータを医療機関へ電話伝送可能なシステムを開発した。
第2分野 マルチメディアを利用した医療機器に関する開発研究でバーチャル散策コース呈示システム(ミニチュア散策コース、TVカメラ、HMDシステムにより構成される。)の開発研究を行いプロトタイプを開発し、さらに平行してヒトの立体視のメカニズムを解明するための視覚実験を実施した。
第3分野 在宅医療機器に関する開発研究では、在宅医療を支援する機器、在宅用テレビ電話、医師用テレビ電話を製作し、国立小児病院において評価を行い、対話環境の改善(目線一致)、画像取得の向上などにより遠隔画像診断への可能性を明らかにした。また、在宅患者のために長期連絡可能な携帯型主体情報端末で収集したデータを医療機関へ電話伝送可能なシステムを開発した。
結論
体内埋込型人工心臓のポンプシステム及びエネルギー等については基礎的研究が終了して将来の実用化に一歩近ずいたものと考えている。
バーチャル散策システムもプロトタイプ開発がなされたが、もっとヒトの立体視のメカニズムの解明が必要であると考えているが基本的なものは確立された。
在宅医療支援の機器としてテレビ電話開発が遠隔画像診断の可能性を明らかにした又呼吸器/循環器の慢性疾患を有する在宅健康/疾病管理を目的としたシステムの開発もそれなりの成果が得られた。
バーチャル散策システムもプロトタイプ開発がなされたが、もっとヒトの立体視のメカニズムの解明が必要であると考えているが基本的なものは確立された。
在宅医療支援の機器としてテレビ電話開発が遠隔画像診断の可能性を明らかにした又呼吸器/循環器の慢性疾患を有する在宅健康/疾病管理を目的としたシステムの開発もそれなりの成果が得られた。
公開日・更新日
公開日
-
更新日
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