文献情報
文献番号
202427009A
報告書区分
総括
研究課題名
科学的根拠に基づく身体的・心理的な産後のケアの効果的な実施を推進するための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23DA0601
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
上原 里程(国立保健医療科学院 疫学・統計研究部)
研究分担者(所属機関)
- 鈴木 俊治(日本医科大学 医学部 女性生殖発達病態学)
- 安達 久美子(東京都立大学大学院 人間健康科学研究科)
- 市川 香織(東京情報大学 看護学部 看護学科)
- 渡邉 博幸(医療法人学而会木村病院)
- 目時 弘仁(東北大学 大学院医学系研究科)
研究区分
こども家庭科学研究費補助金 分野なし 成育疾患克服等次世代育成基盤研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
8,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
全国の市町村で産後のケアの質の担保を図るためには、科学的根拠に基づいたケアの推進が必要である。
本研究課題の1年目の研究成果として、産後ケアに関する文献レビューを取りまとめ、産後ケア事業ガイドライン改定におけるエビデンスの提供をおこなった。
今年度は2年目の研究課題として、文献レビューでエビデンスを整理した産後ケアが、実際に現場でどの程度実施されているのかを把握するために実態調査をおこなった。
本研究課題の1年目の研究成果として、産後ケアに関する文献レビューを取りまとめ、産後ケア事業ガイドライン改定におけるエビデンスの提供をおこなった。
今年度は2年目の研究課題として、文献レビューでエビデンスを整理した産後ケアが、実際に現場でどの程度実施されているのかを把握するために実態調査をおこなった。
研究方法
本研究では、産後ケアの内容や産婦のアセスメントの実態等を把握するために自治体および産後ケア実施事業所(以下、事業所)に対してアンケートおよびヒアリングによる調査を一体的に実施した。具体的には、事前アンケート調査への回答内容を踏まえて、より詳細な内容についてヒアリングをおこなった。聞き取った内容を、(1)産後ケア事業の対象、(2)保健指導、(3)身体的ケア、(4)心理的ケア、(5)対象者別のケア、(6)アセスメント、(7)情報連携、(8)体制整備、(9)課題の9項目に区分した。
結果と考察
ヒアリング調査は10自治体の協力を得て令和6年11月から令和7年1月の間に実施した。項目別のヒアリング結果の要点を共通性の高い事項と特徴的あるいは差異が目立つ事項に分けて整理した。各項目の聞き取り内容について提言に結びつくように考察を加え、科学的根拠に基づく効果的な産後のケア実施に関するガイダンスおよびリーフレットの作成に繋げたい。
結論
産後ケアの内容や産婦のアセスメントの実態等を把握するために10カ所の自治体に対してヒアリングによる調査を実施した。今後は各項目の聞き取り内容について提言に結びつくように考察を加え、科学的根拠に基づく効果的な産後のケア実施に関するガイダンスおよびリーフレットの作成に繋げたい。
公開日・更新日
公開日
2025-09-05
更新日
-