緊急避妊薬の薬局販売に備えた薬剤師研修用資材の作成

文献情報

文献番号
202406040A
報告書区分
総括
研究課題名
緊急避妊薬の薬局販売に備えた薬剤師研修用資材の作成
研究課題名(英字)
-
課題番号
24CA2040
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
亀井 美和子(帝京平成大学 薬学部)
研究分担者(所属機関)
  • 小林 江梨子(城西国際大学 薬学部)
  • 中島 理恵(日本大学 薬学部)
研究区分
厚生労働行政推進調査事業費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和6(2024)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
2,345,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
緊急避妊薬のスイッチOTC化に備え、緊急避妊薬を販売する薬局等の薬剤師を対象とした研修の在り方を検討するとともに、研修教材を作成する。
研究方法
緊急避妊薬を販売する薬剤師の研修の在り方等の検討、及び、研修内容の検討を踏まえ、(公社)日本産婦人科医会の研究協力者の助言を得て研修教材を作成した。
結果と考察
研修受講者は薬局の薬剤師に加えて店舗販売業の薬剤師を対象とすること、勤務先機関に拘らず広く薬剤師が受講することが望ましいこと、研修の形態は(公社)日本薬剤師研修センターのe-learningシステムによる受講形態が適していること、研修修了者の管理は修了者による申請に基づいて厚生労働省が情報の管理・更新等を行うことが適切であることが導かれた。令和元年度から実施されている「オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤」に係る研修、及び、緊急避妊薬の一部薬局における試験的販売事業(厚生労働省医薬局医薬品審査管理課委託事業、(公社)日本薬剤師会受託)において令和6年9月に実施した研究協力機関の薬剤師向けの研修内容を参考として、スイッチOTC化に向けて追加的に必要な部分について検討し、緊急避妊薬の調剤・販売に係る一元的な研修となるように内容を再構成して、新たな教材を作成した。
結論
緊急避妊薬のスイッチOTC化に備えた薬剤師向けのe-learning研修教材として、6つの動画教材と試験問題を作成した。

公開日・更新日

公開日
2025-07-04
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2025-07-04
更新日
-

行政効果報告

文献番号
202406040C

成果

専門的・学術的観点からの成果
緊急避妊薬のスイッチOTC化に備えて、薬局等の薬剤師が適正に販売するための研修の在り方、研修内容を検討し、緊急避妊薬の調剤・販売に係るe-learning教材を作成した。
臨床的観点からの成果
令和元年から実施されているオンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に係る研修に加えて、購入希望者の妊娠の有無の可能性を判断するための学習内容、性暴力・性被害者に適切に対応するための学習内容など等を含めた教材とした。
ガイドライン等の開発
緊急避妊薬のスイッチOTC化に備えて、薬剤師向けの研修教材を作成した。
その他行政的観点からの成果
受講対象者、研修の受講方法、研修修了者の公表の手続き等についての検討を行った。本研究で作成した教材により、緊急避妊薬の販売・調剤に係る薬剤師の研修が可能となり、スイッチOTC化された際の適正な販売に結び付くと考えられる。
その他のインパクト
妊娠・避妊に関する知見を全国の薬局等の薬剤師が身に付けることで、プレコンセプションケアの推進、健康行動の促進、性犯罪・性暴力を防ぐための啓発等につながることが期待できる。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2025-07-04
更新日
-

収支報告書

文献番号
202406040Z