自治体保健師の計画的・継続的な確保に関する研究

文献情報

文献番号
202426010A
報告書区分
総括
研究課題名
自治体保健師の計画的・継続的な確保に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23LA1002
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
村嶋 幸代(湘南医療大学 大学院)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康安全・危機管理対策総合研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
3,077,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

文献情報

文献番号
202426010B
報告書区分
総合
研究課題名
自治体保健師の計画的・継続的な確保に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23LA1002
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
村嶋 幸代(湘南医療大学 大学院)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康安全・危機管理対策総合研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
202426010C

成果

専門的・学術的観点からの成果
地域保健を遂行する自治体保健師の計画的・継続的確保方策について3県で取り組むと共に、保健師活動領域調査や保健師国家試験の新卒合格者数を用いて3県と全都道府県の状況を分析した結果、保健師不足の背景には、保健師の「偏在」と「潜在」の問題があること、後者には、養成の在り方の問題があり、それが都道府県や地域ごとに複雑に絡まっていることを見出した点に学術的意義が、解決策を提案したことに社会的意義がある。
臨床的観点からの成果
保健師不足には、「潜在」と「偏在」の問題が関わっており、需要と供給の問題、すなわち、養成の問題でもある。解決するためには、各都道府県の統括保健師が、市町村の統括保健師・保健師関係課・人事部門・大学関係者等と情報を共有し、中長期的計画を策定することが重要である。研究班は、そのためにガイドラインを作成し普及を図った。また、全都道府県の需要と供給の状況を算出したため、各県が解決策を具体的に考えることができる。
ガイドライン等の開発
「自治体保健師の計画的・継続的な確保」に関するガイドラインを作成し、全国で、保健師の確保(採用と定着)に関わる人々が、取り組みを自己評価しながら活用できるようにした。ガイドラインの一部は、令和7年度厚労省のモデル事業として「都道府県支援による小規模自治体等保健師確保モデル事業」で活用されることとなった。
その他行政的観点からの成果
自治体保健師は、その確保が大きな問題となっている地方公務員でもある。採用する自治体側の雇用・人材育成体制の整備の他に、潜在保健師への対策も必要であり、「保健師活動領域調査」を用いて全国的な動向を示すと共に、具体的な手掛かりとしてガイドラインを作成した。その結果、研究の一部が、令和7年度のモデル事業の形で行政施策として活用されることとなった。
その他のインパクト
自治体保健師の確保策として、派遣・交流が実際に行われるようになった。本研究は、そのための要点を示し、具体的な解決に貢献した。今後は、需要と供給を含めて、中長期的な解決策が必要であり、その手掛かりとなるデータや方策も提示した。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
3件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
1件
令和7年度に「都道府県による小規模自治体等保健師確保モデル事業」に発展した。
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2025-06-02
更新日
-

収支報告書

文献番号
202426010Z