医療機関等におけるより高度な医療安全のためのバーコードの活用に関する研究

文献情報

文献番号
202424016A
報告書区分
総括
研究課題名
医療機関等におけるより高度な医療安全のためのバーコードの活用に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
22KC2002
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
舟越 亮寛(亀田医療大学 総合研究所)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働行政推進調査事業費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
3,977,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
研究要旨
2019年の「 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」「(下、、薬機法とする)の改正により、添付文書の電子化とともに医療用医薬品へのバーコードが法に基づき表示されることとなった。令和6年度は医療機関等でのGS1コードの活用の現状実態調査及び製品面で検討すべき点を引き続き整理、読み取られたデータの取り扱いを含めた人材教育の方策について検討することを目的とした。
研究方法
施設見学を含めた適正使用調査、諸外国を調査、製品について調査を行った。また、教育(卒前卒後)ならびに適正使用ガイドを啓発普及目的で作成した。
結果と考察
トレーサビリティ確立として特定の医薬品の交付を受けた患者までを特定するための課題、製品でのデータマトリックスの早期導入の検討など流通の視点においても複数課題が明らかになった。また、医療機関等におけるより高度な医療安全のためのバーコードの活用のためには、調剤取り揃え等のデータベースの開発普及、GS1バーコードと医薬品標準コードマスタとの読み替えが実装されることで、質の高い安全情報が速やかに入手できることが明らかになった。令和6年度は令和5年度大規模な医療機関における医療用医薬品バーコードの使用状況のアンケート調査を行った結果とデータベースの二次利用されている医療機関視察を行うことで啓発資材を発行することができた。
結論
標準化構造化を確定させることにより各医療機関ならびに多施設間でのベンチマークならびにより高度な医療安全対策がどの医療機関でも実装される可能性がある。

公開日・更新日

公開日
2025-09-26
更新日
-

研究報告書(PDF)

総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
総括研究報告書
分担研究報告書
研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2025-09-26
更新日
-

文献情報

文献番号
202424016B
報告書区分
総合
研究課題名
医療機関等におけるより高度な医療安全のためのバーコードの活用に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
22KC2002
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
舟越 亮寛(亀田医療大学 総合研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 池田 和之(奈良県立医科大学 附属病院薬剤部)
研究区分
厚生労働行政推進調査事業費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
令和元年の「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下、薬機法とする)の改正により、添付文書の電子化とともに医療用医薬品へのバーコードが法に基づき表示されることとなった。本研究は法的に記載義務付けられたGS1コードを、医薬品適正使用確保の視点で利活用するための方策を検討するため、課題1)から課題5)を設定し、各医療機関における実態調査を行うとともに、「ビックデータ解析」を行うために必要な環境整備、及び臨床の場に存在する薬剤師等に求められる資質等についても検討を行い、提言を行うことを目的とした。
研究方法
令和4年度に国内外のバーコード活用状況・製品上の課題を調査し、医療機関等における医療安全対策上の調剤ログとしてバーコード照合の「成功」「失敗」、いつだれがどの医薬品をどのように取り揃えたか、GS1コードの利点である製造番号、有効期限もあわせて同時に格納した汎用性高いデータベースを試験開発し実装への課題を検討した。令和5年度は「医療機関における医療用医薬品バーコードの使用状況の調査」の実態調査を行った、令和6年度は「人材教育」は、医薬品コードの教育については卒前卒後の現況を調査し、適正使用ガイドを作成配付した。
結果と考察
 試験開発したデータベースで特定の患者までトレーサビリティが確保できた。調剤時のエラーログより単施設から多施設での定性分析や定量分析が可能になった。
有効期限確認やエラーログの解析活用といったより高度な医療安全のために利用している施設は少数であることが判明した。医療安全対策上の有用性は明らかであるものの、マスターメンテナンスの負担、読み取り端末、解析端末の費用負担等が普及の課題として明らかになった。
 薬学部等卒前で修学する範囲が定まっていないことや令和5年度の調査においても卒後教育、利用者の教育体制やリテラシー向上のための基盤整備が必要であることが明らかになった。
結論
医療機関等におけるより高度な医療安全のためのバーコードの活用のためには、調剤取り揃え等のデータベースの開発普及、GS1バーコードと医薬品標準コードマスタとの読み替えが実装されることで、質の高い安全情報が速やかに入手できる。

公開日・更新日

公開日
2025-09-30
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2025-09-30
更新日
-

行政効果報告

文献番号
202424016C

収支報告書

文献番号
202424016Z