厚生労働科学研究費補助金の成果の公表のあり方に関する研究事業

文献情報

文献番号
201005013A
報告書区分
総括
研究課題名
厚生労働科学研究費補助金の成果の公表のあり方に関する研究事業
課題番号
H22-特別・指定-014
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
辻村 信正(国立保健医療科学院)
研究分担者(所属機関)
  • 金谷 泰宏(国立保健医療科学院政策科学部)
  • 曽根 智史(国立保健医療科学院公衆衛生政策部)
  • 緒方 裕光(国立保健医療科学院研究情報センター)
  • 高橋 邦彦(国立保健医療科学院技術評価部)
  • 藤井 仁(国立保健医療科学院人材育成部)
  • 武村 真治(国立保健医療科学院公衆衛生政策部)
  • 筒井 孝子(国立保健医療科学院福祉サービス部)
  • 浅見 真理(国立保健医療科学院水道工学部)
  • 豊福 肇(国立保健医療科学院研修企画部)
  • 奥村 貴史(国立保健医療科学院研究情報センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
4,900,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
厚生労働科学研究費補助金の研究成果の公開については、これまで、国立保健医療科学院において成果の概要及び報告書をWeb上に掲載することで行っていた。しかし、厚生労働科学研究は高度に専門的な分野が多く、幅広い様々な分野の事業が含まれていることから、一般国民に理解して頂くうえで成果の周知や公表については検討が遅れていた。また、厚生労働科学研究の特色を踏まえた周知・公表の手法も確立されておらず、個別の研究者の対応に留まっているのが現状であった。本研究では、厚生労働科学研究の成果を多くの人々が理解できるような形で周知、発表するための手法を検討し、研究成果の効率的な社会への還元に向けた基盤の確立を目的とする。
研究方法
厚生労働科学研究の成果発表会として国立保健医療科学院においてシンポジウムを開催し,発表方法についていくつかの新たな試みを行う。また,厚生労働科学研究成果発表のあり方について,厚生労働科学研究班の研究代表者およびその他関係者を交えて「目的志向型研究としての厚生科学研究と成果発表のあり方」と題するパネルディスカッションを行う。上記シンポジウムを通して研究者,行政担当者,有識者,市民などの立場から今後の厚生労働科学研究の成果発表のあり方について議論を行う。さらにシンポジウム参加者やインターネット利用者からアンケート等により意見を収集する。
結果と考察
広く国民に研究成果をアピールする場としていくつかの新たな発表形式を採用したシンポジウムを開催した。本シンポジウム開催は1つの試みとして参加者から高い評価を得,運営者側からも様々な課題を抽出することができた。このような試みを継続することで、問題点を解決しながらよりよい研究成果発表につなげられるものと思われる。また,一般国民へ広く研究情報を公開するためには,単に研究者側から成果を公開するだけでなく,一般国民の反応やニーズを把握することが必要である。すなわち,研究者と社会のコミュニケーションの場を増やすことが重要である。さらに,研究者の使う専門的言葉を一般国民に向けてわかりやすく表現する際には,コーディネータ機能の関与も重要である。
結論
広く国民に研究成果をアピールする場としていくつかの新たな発表形式を採用したシンポジウムを開催し,1つの試みとして参加者から高い評価を得た。また,運営者側からも様々な課題を抽出することができた。

公開日・更新日

公開日
2011-05-31
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201005013C

収支報告書

文献番号
201005013Z