文献情報
文献番号
201005012A
報告書区分
総括
研究課題名
戦略研究の基盤整備に関する研究
課題番号
H22-特別・指定-013
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
黒川 清(政策研究大学院大学)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
10,400,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
次期戦略研究課題のフィージビリティ・スタディを支援・評価し、平成23年度から新たな戦略研究を円滑に開始させるために必要な基盤整備を行うための研究を行った。このような仕組みにより、行政課題のうち大規模臨床研究の必要な課題を戦略研究によって解決していくためのシステムを確立するとともに、戦略研究を円滑に開始させるために必要な基盤整備を行うための研究を行った。
研究方法
(1)フィージビリティ・スタディの支援・評価に関する研究
「乳幼児の事故を予防するための戦略研究」「周産期医療の質と安全の向上のための戦略研究」について、採択されたフィージビリティ・スタディの支援・評価に関する研究を行った。
(2)次期戦略研究テーマに関する研究
戦略研究として取り組むべきテーマ・領域に関する研究を洗い出し、次期戦略研究テーマを創出するとともに、フィージビリティ・スタディを行うための検討を行った。
(3)戦略研究のマネジメントに関する研究
戦略研究を円滑に開始させるための必要な基盤整備として、戦略研究の仕組みに関する研究を行った。また戦略研究の構成要素を整理したパンフレットおよび手引きを作成した。
「乳幼児の事故を予防するための戦略研究」「周産期医療の質と安全の向上のための戦略研究」について、採択されたフィージビリティ・スタディの支援・評価に関する研究を行った。
(2)次期戦略研究テーマに関する研究
戦略研究として取り組むべきテーマ・領域に関する研究を洗い出し、次期戦略研究テーマを創出するとともに、フィージビリティ・スタディを行うための検討を行った。
(3)戦略研究のマネジメントに関する研究
戦略研究を円滑に開始させるための必要な基盤整備として、戦略研究の仕組みに関する研究を行った。また戦略研究の構成要素を整理したパンフレットおよび手引きを作成した。
結果と考察
今後の戦略研究を推進していくという以下の観点から考察を行った。
1.戦略研究の企画や課題選定について
フィージビリティ・スタディは、これまでの戦略研究において指摘されていた研究計画の確定や研究体制の準備に要する時間等の問題を解消し、戦略研究の本研究を円滑に立ち上げるための手段であり平成22年度は2件の研究課題に取り組まれたが本格的な戦略研究の開始には進むことができなかった。そこで、新規課題となるテーマの抽出をはじめた平成21年9月からの流れを整理し各段階での論点について、考察した。
2.戦略研究の基盤整備について
戦略研究をさらに推進していくためには、これまでの戦略研究に関する取り組みを踏まえて戦略研究のあり方を検討していくとともに、大規模臨床研究の意義や取り組み方法、成果を広く示していくことも重要である。特に戦略研究の普及啓発、研究支援組織の検討、戦略研究の委員会組織の点での取り組みの充実を考察した。
1.戦略研究の企画や課題選定について
フィージビリティ・スタディは、これまでの戦略研究において指摘されていた研究計画の確定や研究体制の準備に要する時間等の問題を解消し、戦略研究の本研究を円滑に立ち上げるための手段であり平成22年度は2件の研究課題に取り組まれたが本格的な戦略研究の開始には進むことができなかった。そこで、新規課題となるテーマの抽出をはじめた平成21年9月からの流れを整理し各段階での論点について、考察した。
2.戦略研究の基盤整備について
戦略研究をさらに推進していくためには、これまでの戦略研究に関する取り組みを踏まえて戦略研究のあり方を検討していくとともに、大規模臨床研究の意義や取り組み方法、成果を広く示していくことも重要である。特に戦略研究の普及啓発、研究支援組織の検討、戦略研究の委員会組織の点での取り組みの充実を考察した。
結論
本研究の成果により、厚生労働科学研究における戦略研究の一層の推進が図られることとなり、ひいては、行政的課題として優先順位の高い疾患・健康障害を標的とした予防・治療介入及び診療の質改善のための介入などの有効性が検証され、保健・医療施策の立案に資する科学的な臨床エビデンスの創出に資するものである。
公開日・更新日
公開日
2011-07-05
更新日
-