文献情報
文献番号
202419013A
報告書区分
総括
研究課題名
エイズ予防指針に基づく対策の評価と推進のための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
24HB1001
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
四本 美保子(根岸 美保子)(東京医科大学 臨床検査医学分野)
研究分担者(所属機関)
- 白阪 琢磨(公益財団法人エイズ予防財団)
- 大北 全俊(滋賀医科大学)
- 貞升 健志(東京都健康安全研究センター 微生物部)
- 岩橋 恒太(特定非営利活動法人akta)
- 山内 哲也(社会福祉法人武蔵野会リアン文京)
- 西浦 博(国立大学法人京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻環境衛生学分野)
- 平賀 紀行(九州大学 医学研究院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策政策研究
研究開始年度
令和6(2024)年度
研究終了予定年度
令和8(2026)年度
研究費
14,400,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
【研究1 エイズ予防指針の国民理解および施策の効果のモニタリングに関する研究】(白阪)新エイズ予防指針を基とする国民理解および施策の効果のモニタリングを行う。
【研究2 HIV感染症に対する偏見・差別に関する研究】(大北)HIV感染症に関する人権課題の現状と対策の効果を可視化する指標を設定し、継続的なモニタリング体制を作る。
【研究3 都内におけるHIV・性感染症検査に関する研究】(貞升)東京都新宿東口検査・相談室の受検者層の検査の主目的などを把握する。都内保健所等での効果的なHIV検査を実施するための基礎データを得る。
【研究4 HIV陽性者の集中する地方自治体におけるHIV対策の横断的モニタリングと施策推進に関する研究】(平賀)HIV陽性者が多く報告されている都道府県の施策についてモニタリングのうえ、各地域におけるエイズ対策の推進を図る。
【研究5 コミュニティにおける予防指針の反映の評価および啓発に関する研究】(岩橋)エイズ予防指針に基づく施策についてコミュニティが主導しキーポピュレーションへの啓発と施策および普及啓発に関する評価方法を確立する。
【研究6 HIV陽性者の介護においての受け入れ課題と対策に関する研究】(山内)U=Uを活用した介護分野でのHIV陽性者の受け入れ環境の推進。
【研究7 ケアカスケードの推定と対策評価に関する疫学研究】(西浦)HIV陽性者の感染動態を推定することで対策を重点的に講じるべき対象を把握する。
【研究2 HIV感染症に対する偏見・差別に関する研究】(大北)HIV感染症に関する人権課題の現状と対策の効果を可視化する指標を設定し、継続的なモニタリング体制を作る。
【研究3 都内におけるHIV・性感染症検査に関する研究】(貞升)東京都新宿東口検査・相談室の受検者層の検査の主目的などを把握する。都内保健所等での効果的なHIV検査を実施するための基礎データを得る。
【研究4 HIV陽性者の集中する地方自治体におけるHIV対策の横断的モニタリングと施策推進に関する研究】(平賀)HIV陽性者が多く報告されている都道府県の施策についてモニタリングのうえ、各地域におけるエイズ対策の推進を図る。
【研究5 コミュニティにおける予防指針の反映の評価および啓発に関する研究】(岩橋)エイズ予防指針に基づく施策についてコミュニティが主導しキーポピュレーションへの啓発と施策および普及啓発に関する評価方法を確立する。
【研究6 HIV陽性者の介護においての受け入れ課題と対策に関する研究】(山内)U=Uを活用した介護分野でのHIV陽性者の受け入れ環境の推進。
【研究7 ケアカスケードの推定と対策評価に関する疫学研究】(西浦)HIV陽性者の感染動態を推定することで対策を重点的に講じるべき対象を把握する。
研究方法
【研究1】1)新予防指針の国民向け解説冊子の作成に関する研究 2)UNAIDSの用語ガイドライン2024の日本語版作成 3)MSMを対象としたコンビネーション予防に関する意識&行動に関する研究 4)一般住民のHIV感染症に関する知識・態度・行動についての調査研究 5)NCGMおよびONHにおける通院患者から観た新規HIV感染者推定数の推移に関する研究 初年度は既存報告等に基づきアンケート調査内容を検討・決定。
【研究2】1)人権課題の指標設定とモニタリング体制のデザイン 文献調査。2)医療者対象のHIV関連のスティグマや差別に関する意識調査。
【研究3】1)新宿東口内にポスターを掲示しアンケート調査。 2)都内保健所等の検査担当者への意識アンケート調査 メーリングリストを用いる。
【研究4】HIV陽性者が多く報告されている都道府県を対象とし、各地域における発生動向、現状施策、効果的取り組み等の情報を収集し意見交換を行う。
【研究5】1) 厚生科学審議会感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会に参加し、改正の論点の把握、2)MSMコミュニティに向けたエイズ予防指針に関する啓発イベント、3)community-led monitoring(CLM)およびキーポピュレーションへのエイズ施策に関する先行研究の検討、4)CBOsメンバーと意見交換を行い質問紙の項目案と方法の検討、5) APACC(香港)参加。
【研究6】1)U=Uを含むHIV/AIDSの研修。 2)介護従事者・MSWにとってのU=Uの意味について質的研究 3) 高齢者施設の介護職を対象としたU=Uの影響を量的調査 4)受け入れマニュアル改定版の製作。
【研究7】地域別および出生年別の推定から都市部と地域の別で異なる感染動態を分析。梅毒およびHIVの感染経路の内訳を推定。各疾患の実効再生産数を推定。
【研究2】1)人権課題の指標設定とモニタリング体制のデザイン 文献調査。2)医療者対象のHIV関連のスティグマや差別に関する意識調査。
【研究3】1)新宿東口内にポスターを掲示しアンケート調査。 2)都内保健所等の検査担当者への意識アンケート調査 メーリングリストを用いる。
【研究4】HIV陽性者が多く報告されている都道府県を対象とし、各地域における発生動向、現状施策、効果的取り組み等の情報を収集し意見交換を行う。
【研究5】1) 厚生科学審議会感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会に参加し、改正の論点の把握、2)MSMコミュニティに向けたエイズ予防指針に関する啓発イベント、3)community-led monitoring(CLM)およびキーポピュレーションへのエイズ施策に関する先行研究の検討、4)CBOsメンバーと意見交換を行い質問紙の項目案と方法の検討、5) APACC(香港)参加。
【研究6】1)U=Uを含むHIV/AIDSの研修。 2)介護従事者・MSWにとってのU=Uの意味について質的研究 3) 高齢者施設の介護職を対象としたU=Uの影響を量的調査 4)受け入れマニュアル改定版の製作。
【研究7】地域別および出生年別の推定から都市部と地域の別で異なる感染動態を分析。梅毒およびHIVの感染経路の内訳を推定。各疾患の実効再生産数を推定。
結果と考察
【研究1】「ZERO Transmission in Japan by 2030」を立ち上げた。モニタリングする研究の準備を行った。UNAIDSの用語ガイドライン2024の日本語版を作成した。
【研究2】1)国際的な枠組みを参考に国内の調査事例との調整を図る必要がある。2)先行研究の調査で医療機関の多職種対象の調査方法が有効と確認された。
【研究3】1)回答数は少なく方法の改善が必要。受検者の多国籍化が示唆された。2)保健所間での意見の相違があり、施策の改善に向けて様々な検討の必要性が示唆された。
【研究4】発生動向や現状施策についてモニタリング項目を検討、設定した。
【研究5】1)打ち合わせ会・小委員会での議論内容を質問紙調査の設計に反映。2)改正のポイントを議論。3)4)インターネット調査パネルで実施する方針を決定。5)海外CBOや研究者と意見交換。
【研究6】1)U=Uの認知度は13%。2)コアカテゴリーとして「感染ゼロの不確かさから確かさへの手がかり」を抽出。3) 計画策定中。4) 改定中。
【研究7】九州沖縄地方と中国四国地方、北海道東北地方の診断比率は低かった。梅毒患者全体の実効再生産数は2021年度は1.37であった。
【研究2】1)国際的な枠組みを参考に国内の調査事例との調整を図る必要がある。2)先行研究の調査で医療機関の多職種対象の調査方法が有効と確認された。
【研究3】1)回答数は少なく方法の改善が必要。受検者の多国籍化が示唆された。2)保健所間での意見の相違があり、施策の改善に向けて様々な検討の必要性が示唆された。
【研究4】発生動向や現状施策についてモニタリング項目を検討、設定した。
【研究5】1)打ち合わせ会・小委員会での議論内容を質問紙調査の設計に反映。2)改正のポイントを議論。3)4)インターネット調査パネルで実施する方針を決定。5)海外CBOや研究者と意見交換。
【研究6】1)U=Uの認知度は13%。2)コアカテゴリーとして「感染ゼロの不確かさから確かさへの手がかり」を抽出。3) 計画策定中。4) 改定中。
【研究7】九州沖縄地方と中国四国地方、北海道東北地方の診断比率は低かった。梅毒患者全体の実効再生産数は2021年度は1.37であった。
結論
2年目の調査に向けた文献調査、調査項目の検討など計画を概ね達成できた。HP(https://hiv-ppr.jp/index.htm)に研究結果を掲載。
公開日・更新日
公開日
2026-10-20
更新日
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