国内外の薬剤耐性菌による集団発生対策及び適正使用等の対策・評価に資する研究

文献情報

文献番号
202418010A
報告書区分
総括
研究課題名
国内外の薬剤耐性菌による集団発生対策及び適正使用等の対策・評価に資する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23HA1004
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
都築 慎也(国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際感染症センター応用疫学研究室)
研究分担者(所属機関)
  • 山岸 拓也(国立感染症研究所 薬剤耐性研究センター第四室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
(1) 静注抗菌薬の適正使用・手指衛生に関する指標の検討
(2) AMU減少に対する安全性の検討
(3) 多剤耐性緑膿菌の届出態勢の評価
(4) AMR事例のリスク評価と対応策の検討
(5) アジア太平洋のAMRアウトブレイク対応の改善
研究方法
レセプトデータ等を用いた横断研究、アンケート調査を行いその結果を解析する観察研究、海外での現地カウンターパートを含めたワークショップの開催等。
結果と考察
手指消毒薬の使用量と多剤耐性グラム陰性桿菌の発生率の間には明らかな相関がないことを原著論文として発表した。注射抗菌薬の適正使用指標、AMU減少の安全性についてはデータ解析中である。ブルネイ、モンゴル、フィリピンでAMRアウトブレイク対応指導者研修を実施した。
結論
手指消毒薬と耐性菌の発生率との関係については引き続き調査が必要である。注射抗菌薬の適正使用指標・AMU減少の安全性については現在行っている解析の結果が待たれる。引き続きWPRO領域各国で研修を行い、現地におけるAMRアウトブレイク対応へのキャパシティを高めていく。

公開日・更新日

公開日
2025-06-23
更新日
-

研究報告書(PDF)

収支報告書

文献番号
202418010Z