アプリを併用した就労アセスメントの専門性向上のための研修の開発についての研究

文献情報

文献番号
202417039A
報告書区分
総括
研究課題名
アプリを併用した就労アセスメントの専門性向上のための研修の開発についての研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23GC1009
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
丸谷 美紀(国立保健医療科学院 生涯健康研究部)
研究分担者(所属機関)
  • 江口 尚(産業医科大学 産業生態科学研究所)
  • 臼井 千恵(順天堂大学医学部精神医学教室)
  • 川口 孝泰(医療創生大学)
  • 川尻 洋美(田所 洋美)(群馬大学医学部附属病院 患者支援センター(難病相談支援センター))
  • 湯川 慶子(国立保健医療科学院 政策技術評価研究部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者政策総合研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
9,150,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
障害者の就労選択支援に向け、支援者のアセスメントスキルを平準化し、また障害者本人の状態の波と支援環境を突合させたモニタリングツールを開発するために、令和5年度は、アセスメントに関する研修ニーズ、及び熟練者の就労アセスメントスキルを解明し、さらに〈就労支援アプリ〉を基本設計した。それらを踏まえ、令和6年度は、就労アセスメントの〈研修カリキュラムとシラバス〉案を作成し、〈就労支援アプリ〉試作品を用いて[就労アセスメント研修]を試行し、〈研修カリキュラムとシラバス〉案、及び〈就労アセスメントアプリ〉試作品の課題を明らかにすることに取り組んだ。
研究方法
研修カリキュラムとシラバスは、2024年5月に開催された有識者会議において初版の内容が検討された。研修試行は、2024年10月から講義の動画を配信し、12月に演習をオンラインで開催し、その結果を踏まえて2025年1月に修正した内容で実施した。〈就労アセスメントアプリ〉試作品は、就労移行支援事業者等で試用し、入力や出力上の問題の有無を利用者と支援者に確認した。併せて、令和5年度に明らかにした支援者のアセスメントスキルから、アセスメントスキル評価尺度を作成し、内容妥当性を調査した。
結果と考察
研修カリキュラムとシラバスは、有識者会議を経て講義に「雇用」と「治療と就労の両立」に関する項目を追加し、難病患者の支援策を包括的に扱う形へと改訂した。演習も、2024年9月の有識者会議で再検討を行い、最終的に「難病患者」に焦点を絞る形で修正した。研修試行は、12月の結果を踏まえて2025年1月に「就労選択支援の5つの場面を想定した演習」をデモンストレーション視聴等に修正したところ、全体に自己評価が改善した。研修前後の自己評価と2種の演習の自己評価の比較を解析したところ、全体に改善傾向にあったが、有意差が認められた項目は少なかった。
〈就労アセスメントアプリ〉試作品は、利用者、支援者ともアプリの使用感は概ね良好であった。アプリ入力値の変化は支援関係の影響を受けていることも示唆された。アセスメントスキル評価尺度は、調査結果を踏まえて修正後、内容妥当性が検証された。
結論
研修は、更なる改善に向け、アセスメント演習はデモンストレーション動画視聴とロールプレイを組み合わせる、リフレクションはアセスメントの振り返りに絞ることが考えられる。〈就労アセスメントアプリ〉は、行動変容や職場環境整備などの具体的な成果につなげるための仕組みは今後の課題であることが示唆された。さらに、支援現場の実情に合わせたアプリ設計や操作マニュアルに加え、アプリ等のツールを活用する際の支援者のスキルの平準化が求められる。

公開日・更新日

公開日
2025-06-23
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2025-06-23
更新日
-

収支報告書

文献番号
202417039Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
9,150,000円
(2)補助金確定額
9,147,000円
差引額 [(1)-(2)]
3,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 1,056,466円
人件費・謝金 1,754,794円
旅費 2,054,154円
その他 4,282,564円
間接経費 0円
合計 9,147,978円

備考

備考
諸経費について複数の事業者から見積もりをとり、経費の効果的な使用に努めた結果、余剰が生じた。

公開日・更新日

公開日
2025-11-28
更新日
-