脳科学研究事業の企画と評価に関する研究

文献情報

文献番号
199700722A
報告書区分
総括
研究課題名
脳科学研究事業の企画と評価に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成9(1997)年度
研究代表者(所属機関)
杉田 秀夫(国立精神・神経センター)
研究分担者(所属機関)
  • 井形昭弘(愛知県健康づくり振興事業団)
  • 保崎秀夫
  • 鴨下重彦(国立国際医療センター)
  • 中西重忠(京都大学)
  • 平川公義(東京医科歯科大学)
  • 金澤一郎(東京大学)
  • 融道男(東京医科歯科大学)
  • 生田房弘(新潟脳外科病院ブレーンリサーチセンター)
研究区分
厚生科学研究費補助金 先端的厚生科学研究分野 脳科学研究事業
研究開始年度
平成9(1997)年度
研究終了予定年度
-
研究費
25,400,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
諸外国の脳科学研究に負けない脳科学研究を実施するためには、適切な課題の設定、最適な研究者の選考、公正な研究費の配分、そして厳密な研究成果の評価が必要不可欠であり、脳科学研究の専門家等からなる委員会でこれらを行う必要がある。
研究方法
脳科学研究の専門家である主任研究者と分担研究者を委員とする委員会(以下「専門委員会」という)を組織し、1)研究者の選考及び研究費の配分額の決定、2)研究課題の設定、及び3)研究成果の中間評価を行ったが、専門委員会の下に第一線の研究者等からなる評価小委員会を設け、第一次審査等を行った。そのため、専門委員と評価小委員はそれぞれの専門分野の最新の知見の収集を行った。また、専門委員等により厚生科学研究費補助金(脳科学研究事業)の交付を受けた施設のうち5カ所を調査し(Field visits) 、研究の進展について評価を行った。
結果と考察
1)平成9年度分の応募課題の評価を行い、重点課題24、奨励課題8に絞り込んだ。2)平成10年度脳科学研究事業における課題採択方針(案)を策定した。3)平成10年度の継続研究課題の中間評価を行ったところ、すべて適切に進められていた。4)平成10年度分の新規応募課題の評価を行って10課題に絞り込んだ。5)Field visitsを実施した5箇所ともすべて適切に進められているが、当初の予定どおり3年で終了するものと、2年間延長する必要があるものとが自ずからはっきりしてきた。
結論
脳科学研究事業を実施するため、適切な課題の設定、最適な研究者の選考、公正な研究費の配分、そして厳密な研究成果の評価を実施することができた。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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研究報告書(紙媒体)