登録販売者に必要な資質及びそれを確保するための登録販売者試験の適正な実施に関する研究

文献情報

文献番号
200940072A
報告書区分
総括
研究課題名
登録販売者に必要な資質及びそれを確保するための登録販売者試験の適正な実施に関する研究
課題番号
H21-医薬・一般-026
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
山添 康(東北大学大学院 薬学研究科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
2,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
登録販売者制度は、国民の医薬品へのアクセスの改善と適切な使用を計るものとしてスタートした。一定期間、専門教育を受けてから受験する薬剤師国家試験と違って、多様な経歴を持つ人が受験する登録販売者試験では、この試験の受験者が使用する手引きは、修得すべき内容を網羅し、記述を正確に理解出来るように配慮する必要がある。実際の試験問題は、都道府県が要請した専門家が手引を参照して作成することになるので、解釈に違いを生じないように、考慮する必要がある。
これらの点から、本年度は手引きの内容を検討した。
研究方法
7名の専門家で手引の項目を分担し、内容を検討した。誤字、内容の誤りおよび改善が望ましい記述について加筆、修正を行った。また、漢方の証に関する記述についても加筆した。
結果と考察
登録販売者試験の手引きの内容について検討し、誤字、内容の修正、加筆を行った。手引きは多数の執筆者によって作成されたことから、全体から見ると用語の不一致が散見された。出来るだけ統一を計ったが、今後インデックス化によって、調整が望ましいと考えられる。流通する医薬品は変化しており、これらを記述にどのように反映させるかの仕組みを考えることも必要と思われる。
結論
登録販売者試験制度について、本年度は手引きの改訂に向けて検討した。内容の正確さに主眼を置いて整備を計ったが、都道府県が主体となって試験を実施していることもあり、今後、試験の手引きの改訂のあり方について検討する必要がある。
次年度は、この点も含め検討する予定である。

公開日・更新日

公開日
2010-08-31
更新日
-