文献情報
文献番号
202402005A
報告書区分
総括
研究課題名
傷病統計におけるNDBデータの利用可能性の検証に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
24AB1002
研究年度
令和6(2024)年度
研究代表者(所属機関)
川戸 美由紀(国立保健医療科学院 疫学・統計研究部)
研究分担者(所属機関)
- 村上 義孝(東邦大学 医学部医学科社会医学講座医療統計学分野)
- 三重野 牧子(自治医科大学 情報センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
令和6(2024)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
3,200,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
傷病統計におけるNDBデータの利用可能性を検証するとともに、NDBデータの利用の提言を行う。
研究方法
研究の進め方としては、第1回研究班会議を令和6年5月に開催し、研究計画を具体化するとともに、研究課題に関する意見交換を行った。その後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。10月末に各研究課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を令和7年1月に開催し、研究結果を議論した。その議論を踏まえて、各研究結果をまとめるとともに、これらの研究結果を総括した。
結果と考察
本年度は2年計画の初年度として、NDBデータによる傷病量の基本的特性、NDBデータと患者調査データの傷病量の比較方法、傷病分類とコード変換を検討するとともに、NDBサンプリングデータセットの集計、NDBデータによる医科・歯科医療費の動向調査に基づく検討を実施した。NDBデータの傷病に関する情報内容を整理し、傷病統計である患者調査の項目、統計指標を参考に、NDBデータの集計方法を網羅的に検討した。2014・2017・2020年の患者調査データの利用申請・許可・入手を行い、NDBと比較するための傷病量に関する集計を実施するとともに、レセプト対象に伴うNDBデータの傷病量の捕捉割合を算定した。歯科傷病におけるNDBデータの傷病量の正確性と有用性を検討した。NDBデータの利用の提言(患者調査に係る提言を含む)に向けた議論の準備として、研究班会議などで意見交換を行うとともに、傷病量の情報を有する主な公的統計調査の関係資料を収集・整理した。
結論
傷病統計におけるNDBデータの利用可能性の検証とNDBデータの利用の提言について、次年度の研究目的の達成に向けて、当初の計画通り、研究の準備がおおよそ完了したと考えられる。
公開日・更新日
公開日
2025-06-30
更新日
-