文献情報
文献番号
200936127A
報告書区分
総括
研究課題名
脳アミロイドアンギオパチーの生体試料収集に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H21-難治・一般-072
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
山田 正仁(金沢大学 医薬保健研究域医学系)
研究分担者(所属機関)
- 小野 賢二郎(金沢大学附属病院 神経内科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克服研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
脳アミロイドアンギオパチー(CAA)の確実な診断法は病理検査以外にはなく、画像検査にも限界があるため、血液や脳脊髄液等の臨床検体による簡便かつ有用な診断法や病態評価法の確立が期待される。本研究はCAA生体試料を全国規模で収集し、CAA研究を一層推進し、革新的な診断法開発等に資することを目的とした。
研究方法
① 生体試料収集のためのプロトコールと説明同意文書等の作成及び倫理審査
② 全国多施設(脳外科および神経内科)に対するCAAについてのアンケート調査
③ CAA生体試料提供可能施設の調査と当該施設における倫理審査
④ 検体提供可能との返答した施設への検体提供依頼
② 全国多施設(脳外科および神経内科)に対するCAAについてのアンケート調査
③ CAA生体試料提供可能施設の調査と当該施設における倫理審査
④ 検体提供可能との返答した施設への検体提供依頼
結果と考察
① CAAの生体試料収集のためのプロトコールと説明同意文書等を作成し、研究代表者所属施設の医学倫理委員会で承認を得た。
② CAA関連脳内出血患者の通院の有無および検体保存の有無の情報を得るために、全国1875施設に第一次アンケートを送付したところ、474施設から返答を得た。このうち、現在、CAA関連脳内出血の患者が通院中なのは、123施設であった。また、検体保存が有りとの返答があった施設は18施設であった。
③ 第一次アンケートにてCAA関連脳内出血の患者が通院中、あるいは検体保存有りとの返答を得た計119施設に対し、検体提供の有無および倫理委員会の有無を調査するために第二次アンケートを送付したところ、66施設から返答を得た。このうち、現在、CAA関連脳内出血の患者が通院中で検体提供の見込み有りとの返答があったは7施設、保存検体のみ提供可能との返答があった施設は3施設、両方有りと返答があったのは8施設であった。
④ 検体提供可能施設に対して最終的に検体送付依頼をしたところ、4施設から最終的に検体送付が可能との返答を得た。
⑤ 2009年12月7日に、本研究班のホームページを立ち上あげた。
② CAA関連脳内出血患者の通院の有無および検体保存の有無の情報を得るために、全国1875施設に第一次アンケートを送付したところ、474施設から返答を得た。このうち、現在、CAA関連脳内出血の患者が通院中なのは、123施設であった。また、検体保存が有りとの返答があった施設は18施設であった。
③ 第一次アンケートにてCAA関連脳内出血の患者が通院中、あるいは検体保存有りとの返答を得た計119施設に対し、検体提供の有無および倫理委員会の有無を調査するために第二次アンケートを送付したところ、66施設から返答を得た。このうち、現在、CAA関連脳内出血の患者が通院中で検体提供の見込み有りとの返答があったは7施設、保存検体のみ提供可能との返答があった施設は3施設、両方有りと返答があったのは8施設であった。
④ 検体提供可能施設に対して最終的に検体送付依頼をしたところ、4施設から最終的に検体送付が可能との返答を得た。
⑤ 2009年12月7日に、本研究班のホームページを立ち上あげた。
結論
全国規模でCAA患者の生体試料収集のためのプロトコールを作成し、研究代表者所属施設の倫理委員会の承認を得た。
第一次アンケートにて現在、CAA関連脳内出血の検体保存が有りとの返答があった施設は18施設であった。これらの施設に対して第二次アンケートにて検体提供の可能性を調査したところ、最終的に4施設から検体提供可能との返答が有った。今後、これらの当該施設の倫理審査の後、検体を収集し、試料保存・提供を行う。
第一次アンケートにて現在、CAA関連脳内出血の検体保存が有りとの返答があった施設は18施設であった。これらの施設に対して第二次アンケートにて検体提供の可能性を調査したところ、最終的に4施設から検体提供可能との返答が有った。今後、これらの当該施設の倫理審査の後、検体を収集し、試料保存・提供を行う。
公開日・更新日
公開日
2010-05-18
更新日
-