文献情報
文献番号
202324032A
報告書区分
総括
研究課題名
薬害資料データ・アーカイブズの基盤構築・活用に関する実践的研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
22KC2009
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
本郷 正武(桃山学院大学 社会学部社会学科)
研究分担者(所属機関)
- 佐藤 哲彦(関西学院大学 社会学部)
- 矢﨑 千華(関東学院大学 社会学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究班は、「記録から展示へ」というこれまでの薬害資料のアーカイブ化中心の体制から、いかに薬害資料を効果的に展示していくかという課題にシフトすることを目標に、昨年度から3カ年計画による新しい体制となった。
研究方法
本研究班は3つのチームから構成され、それぞれが(1)薬害資料のアーカイブ化、(2)デジタルストーリーテリング(DST)、セルフポートレート(肖像写真)の撮影、(3)資料館訪問調査、をおこなった。
結果と考察
(1)薬害資料のアーカイブ化方法、および作業スペース(大阪市港区)での薬害資料保存方法を見直し、抜本的な環境整備をおこなった。(2)被害当事者自身が映像制作に参加するDSTに加え、薬害被害当事者の肖像写真の撮影を昨年度から継続し、等身大の被害者像を示すことを推進した。(3)資料のアーカイブ化の担い手が不足し、維持が困難と思われる公害問題や戦争などをテーマとする資料館を訪問調査し、展示企画の選定や展示方法、運営方法について理論的示唆を得た。
結論
これらの調査研究により、次年度も以下のような課題や作業に取り組む必要がある。すなわち、(1)これまでのアーカイブ化作業の見直しと薬害資料の保全、および公害問題など他の社会問題に関する資料館とのゆるやかなネットワーク形成による、研究者の幅広い採用や問題意識の明確化を図る、(2)薬害被害者や遺族の生活者としての側面に照準した資料展示のために「当事者の主体的参加」を求める、(3)「記録から展示へ」の具体化として、小規模で時限的な展示(「移動展示」と呼称する)の検討、の大きく三点である。
公開日・更新日
公開日
2025-06-24
更新日
-