文献情報
文献番号
200936087A
報告書区分
総括
研究課題名
肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)の院内予防指針策定ならびにその普及と評価に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H21-難治・一般-032
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
中野 赳(三重大学 大学院医学系研究科循環器内科学)
研究分担者(所属機関)
- 池田 正孝(大阪大学大学院外科学講座消化器外科学)
- 太田敬(愛知医科大学 血管外科)
- 小林隆夫(県西部浜松医療センター)
- 左近賢人(西宮市立中央病院外科)
- 佐久間聖仁(国立循環器病センター)
- 瀬尾憲正(自治医科大学 麻酔科学・集中治療医学講座)
- 中村真潮(三重大学大学院 循環器・腎臓内科学)
- 冨士武史(大阪厚生年金病院 整形外科)
- 山田典一(三重大学大学院 循環器・腎臓内科学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克服研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
わが国の静脈血栓塞栓症(VTE)予防ガイドラインの改訂作業を行う。
研究方法
下記の事項を検討した。
①わが国のVTEの現状評価
②基本事項の確認
③改訂作業の進め方
④組織の確立
⑤目次の決定
⑥クリニカル・クエスチョンの作成
⑦文献検索キーワードの作成と検索期間の決定
⑧文献検索
⑨フルテキストを取り寄せる文献の採択
⑩アブストラクト・フォームの取り扱い
①わが国のVTEの現状評価
②基本事項の確認
③改訂作業の進め方
④組織の確立
⑤目次の決定
⑥クリニカル・クエスチョンの作成
⑦文献検索キーワードの作成と検索期間の決定
⑧文献検索
⑨フルテキストを取り寄せる文献の採択
⑩アブストラクト・フォームの取り扱い
結果と考察
①肺血栓塞栓症の診断数は増加しているが、周術期の発症数は2004年のVTE予防ガイドライン発刊以降減少している。
②A)4段階のリスク分類を採用。
B)リスクの高い症例には適切な薬物的予防が行われる記載に心掛ける。
C)外科領域は一般外科、胸部外科、心臓血管外科に分類、婦人科と産科は分類、重症外傷と重症熱傷は同一セッションに記載、脊髄損傷、癌、ICUは独立して記載。
D)長距離旅行と災害関連血栓症は次回改訂以降の課題とする。
E)無症候性VTEのスクリーニングには言及しない。
F)VTE発生時の対処法には言及しない。
G)推奨レベルを付与する方向で検討。
H)癌では総論や非外科的治療を中心に記載。腹腔鏡は各領域で記載。
I)出版社からの発刊。ホームページでの公開も検討。
J)改訂委員の利益相反を適正に記載。
③フォーマルなガイドライン作成手順を採用。
④関連学術団体の協力を得て改訂委員会を組織。
⑤上述の議論を踏まえて策定。
⑥包括的なクリニカル・クエスチョンとした。
⑦ガイドライン全体に共通するキーワードで検索。文献検索期間は日欧の最新ガイドライン発刊以降。
⑧MEDLINE、医中誌、Cochraneでの文献検索で約4,000の文献が該当。
⑨サマリーの査読の結果、英語約560件、日本語約800件の合計約1300件の文献が選択され、フルペーパーを取り寄せ。
⑩すべてのアブストラクト・フォーム作成は過重と判断。エビデンスレベルや研究規模、介入種類のみを記載する簡易なリストを作成し、推奨文やガイドライン本文を執筆。
②A)4段階のリスク分類を採用。
B)リスクの高い症例には適切な薬物的予防が行われる記載に心掛ける。
C)外科領域は一般外科、胸部外科、心臓血管外科に分類、婦人科と産科は分類、重症外傷と重症熱傷は同一セッションに記載、脊髄損傷、癌、ICUは独立して記載。
D)長距離旅行と災害関連血栓症は次回改訂以降の課題とする。
E)無症候性VTEのスクリーニングには言及しない。
F)VTE発生時の対処法には言及しない。
G)推奨レベルを付与する方向で検討。
H)癌では総論や非外科的治療を中心に記載。腹腔鏡は各領域で記載。
I)出版社からの発刊。ホームページでの公開も検討。
J)改訂委員の利益相反を適正に記載。
③フォーマルなガイドライン作成手順を採用。
④関連学術団体の協力を得て改訂委員会を組織。
⑤上述の議論を踏まえて策定。
⑥包括的なクリニカル・クエスチョンとした。
⑦ガイドライン全体に共通するキーワードで検索。文献検索期間は日欧の最新ガイドライン発刊以降。
⑧MEDLINE、医中誌、Cochraneでの文献検索で約4,000の文献が該当。
⑨サマリーの査読の結果、英語約560件、日本語約800件の合計約1300件の文献が選択され、フルペーパーを取り寄せ。
⑩すべてのアブストラクト・フォーム作成は過重と判断。エビデンスレベルや研究規模、介入種類のみを記載する簡易なリストを作成し、推奨文やガイドライン本文を執筆。
結論
本年度はこの数年間のエビデンス整理の段階まで到達した。
公開日・更新日
公開日
2010-07-05
更新日
-