文献情報
文献番号
202319024A
報告書区分
総括
研究課題名
血液製剤によるHIV/HCV重複感染患者に対する肝移植を含めた外科治療に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
21HB2002
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
江口 晋(国立大学法人 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科)
研究分担者(所属機関)
- 江川 裕人(東京女子医科大学 消化器外科)
- 江口 英利(大阪大学大学院医学系研究科)
- 上平 朝子(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター 免疫感染症科)
- 遠藤 知之(北海道大学病院)
- 玄田 拓哉(順天堂大学医学部附属静岡病院 消化器内科)
- 嶋村 剛(北海道大学病院 臓器移植医療部)
- 高槻 光寿(独立行政法人国立病院機構長崎医療センター臨床研究センター)
- 上村 悠(国立国際医療研究センター ACC)
- 原 哲也(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科(医学系))
- 長谷川 潔(東京大学大学院医学系研究科 臓器病態外科学 肝胆膵外科)
- 長谷川 康(慶應義塾大学 医学部)
- 中尾 一彦(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座 消化器病態制御学分野)
- 日髙 匡章(島根大学 医学部 消化器・総合外科)
- 八橋 弘(独立行政法人国立病院機構長崎医療センター)
- 四柳 宏(東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター感染症分野)
- 藤田 文彦(久留米大学 医学部)
- 永田 康浩(長崎大学)
- 藤谷 順子(国立研究開発法人国立国際医療研究センター リハビリテーション科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策政策研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究費
23,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
肝移植の適応基準と周術期の最適・最新プロトコルを確立すること。ACC救済支援室や各ブロック拠点病院と連携、オンライン診療、面談の推進を図り肝不全へ陥る前に肝移植適応を診断、適切なタイミングで対処できる体制を強化していく。重複感染者の適応評価、脳死肝移植登録、脳死ランクアップポイントの妥当性検証、肝移植手術の支援、肝移植ガイドライン改訂、を継続する。重複感染者に対する肝移植を含めた外科診療ガイドの作成を行う。HCV SVR後のHCC発癌について、全国調査を開始(令和5-6年度)、肝疾患特にHCCの状況を把握し、今後の対策につなげていく。今回低侵襲肝切除のさらなる導入のためにウォータージェットを用いた肝切除による出血量軽減を検討する。
研究方法
①重複感染者(血友病)における悪性腫瘍等に対する外科診療ガイド作成。
② 重複感染者における肝移植周術期プロトコルの改訂。
③ 重複感染者における肝細胞癌(HCC)対する肝移植(脳死、生体)の検討。
④ エイズ診療拠点病院との連携(オンライン診察、面談の施行・実証研究)。
⑤ 肝移植適応基準の検証・改訂。
⑥ HIV/HCV重複感染患者におけるHCV治癒後の肝機能経過に関する全国調査。
⑦ 肝切除出血量軽減のための新規デバイスの検討。
② 重複感染者における肝移植周術期プロトコルの改訂。
③ 重複感染者における肝細胞癌(HCC)対する肝移植(脳死、生体)の検討。
④ エイズ診療拠点病院との連携(オンライン診察、面談の施行・実証研究)。
⑤ 肝移植適応基準の検証・改訂。
⑥ HIV/HCV重複感染患者におけるHCV治癒後の肝機能経過に関する全国調査。
⑦ 肝切除出血量軽減のための新規デバイスの検討。
結果と考察
①分担研究者と協力し、令和5年には外科診療ガイド分担執筆・製本・出版・関連施設へ配布した。
②改訂した周術期管理、中、長期管理を含めたプロトコルを用いて、R5年度末に生体肝移植を施行し良好な短期成績を得ている。多剤耐性HIVであったが、新規ART導入にてコントロール可能であった。
③重複感染者の肝細胞癌に対する適切な肝移植時期、腫瘍条件を検討し、生体肝移植ドナー候補の妥当性も含め、その可能性を探求した。今後、日本肝癌研究会の全国調査でのHIV陽性患者におけるHCCの治療成績を調査する予定である。
④研究代表者 江口 晋がACCの診療登録医となっている。本年度も3-4か月に1度、ACCで脳死肝移植前後に診療を受けている患者とのオンライン面談を行い、診療支援した。
⑤施行した生体肝移植症例は肝細胞癌に対する移植適応で重粒子線を含む治療後であった。術中の難易度などにも前治療が影響したため、今後の検討が必要と考えられる。また摘出肝を全割病理検討に提出しており、今後のHIV・HCV症例での発がん機構の検討に用いる。
⑥研究代表者 江口 晋がACCの診療登録医となっている。本年度も3-4か月に1度、ACCで脳死肝移植前後に診療を受けている患者とのオンライン面談を行い、診療支援した。
⑦Water jetメスを導入し、通常肝切除例および生体肝移植ドナー手術で用い、データを集積中である。
②改訂した周術期管理、中、長期管理を含めたプロトコルを用いて、R5年度末に生体肝移植を施行し良好な短期成績を得ている。多剤耐性HIVであったが、新規ART導入にてコントロール可能であった。
③重複感染者の肝細胞癌に対する適切な肝移植時期、腫瘍条件を検討し、生体肝移植ドナー候補の妥当性も含め、その可能性を探求した。今後、日本肝癌研究会の全国調査でのHIV陽性患者におけるHCCの治療成績を調査する予定である。
④研究代表者 江口 晋がACCの診療登録医となっている。本年度も3-4か月に1度、ACCで脳死肝移植前後に診療を受けている患者とのオンライン面談を行い、診療支援した。
⑤施行した生体肝移植症例は肝細胞癌に対する移植適応で重粒子線を含む治療後であった。術中の難易度などにも前治療が影響したため、今後の検討が必要と考えられる。また摘出肝を全割病理検討に提出しており、今後のHIV・HCV症例での発がん機構の検討に用いる。
⑥研究代表者 江口 晋がACCの診療登録医となっている。本年度も3-4か月に1度、ACCで脳死肝移植前後に診療を受けている患者とのオンライン面談を行い、診療支援した。
⑦Water jetメスを導入し、通常肝切除例および生体肝移植ドナー手術で用い、データを集積中である。
結論
今後も各研究項目についてデータ収集、解析を行い、発表、報告を行っていく。班研究の進捗を社会に発信していくことを今後も継続していく。
HIVは長期的治療疾患であり、四栁班との連携を十分に行い、肝不全の予防、啓発活動、血友病に対する外科治療の標準化を追求していく。また前半のCOVID-19感染拡大の現状でも救済が必要な方を的確に拾い上げ、必要な治療を行っていくことを継続できた。
HIVは長期的治療疾患であり、四栁班との連携を十分に行い、肝不全の予防、啓発活動、血友病に対する外科治療の標準化を追求していく。また前半のCOVID-19感染拡大の現状でも救済が必要な方を的確に拾い上げ、必要な治療を行っていくことを継続できた。
公開日・更新日
公開日
2025-04-25
更新日
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