性感染症に関する特定感染症予防指針に基づく対策の推進に関する研究

文献情報

文献番号
202318003A
報告書区分
総括
研究課題名
性感染症に関する特定感染症予防指針に基づく対策の推進に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
21HA1003
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
三鴨 廣繁(愛知医科大学 大学院医学研究科 臨床感染症学)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究費
9,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
202318003B
報告書区分
総合
研究課題名
性感染症に関する特定感染症予防指針に基づく対策の推進に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
21HA1003
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
三鴨 廣繁(愛知医科大学 大学院医学研究科 臨床感染症学)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202318003C

成果

専門的・学術的観点からの成果
千葉県、兵庫県、岐阜県、徳島県の4県で、毎年10月に性感染症に関する検査数、陽性検体数、症例情報をセンチネルサーベイランス収集し、厚生労働省の性感染症調査NESIDと比較した。NESIDの梅毒に関する感度は20%程度と推定された。特に、診療所・クリニックからの報告が過小評価されていることも明らかになった。クラミジア感染症、淋菌感染症についてもNESIDでは女性での補足率が低かった。医師会などを介して診療所やクリニックでの梅毒症例報告への理解の推進が重要と考えられた。
臨床的観点からの成果
梅毒流行期において適正な抗菌薬治療を行うため、治療効果判定の基準となる梅毒抗体の治療前後の挙動を調査し、統計的検討を加えた結果、「日本性感染症学会性感染症診断・治療 ガイドライン2020」が示している自動化法を用いた治療効果判定基準が妥当であることが示された。
ガイドライン等の開発
日本性感染症学会の性感染症 診断・治療 ガイドライン 2020の梅毒の項を一部改訂し学会ホームページで公開した(2023.06.13)。また、中高生向けの予防啓発スライド、性感染症予防リーフレットを学会ホームページで公開した。日本小児感染症学会が中心となって発表された先天梅毒診療の手引き2023の作成に協力した。
その他行政的観点からの成果
コロナ禍で増加した性感染症に対して、本研究で実施したセンチネルサーベイランスと厚生労働省NESIDを比較検討し、医師会を通じた性感染症全数報告、定点報告に対する理解の推進に貢献した。梅毒の基礎的・臨床的疫学情報を学会、医師会を通じて発信できた。本研究班の研究成果も取り入れて改訂された日本性感染症学会のガイドライン、新たに日本小児感染症学会が中心となって発表された先天梅毒診療の手引き2023の作成に貢献した。
その他のインパクト
特記事項なし

発表件数

原著論文(和文)
4件
原著論文(英文等)
13件
その他論文(和文)
20件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
41件
学会発表(国際学会等)
1件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
1件
市民公開講座 HPVワクチン、ヒトパピローマウイルス HPVワクチンのお話、高知、2024.2.12.

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2025-05-23
更新日
-

収支報告書

文献番号
202318003Z