新型コロナウイルス感染に起因すると考えられる精神症状に関する疫学的検討と支援策の検討に資する研究

文献情報

文献番号
202317007A
報告書区分
総括
研究課題名
新型コロナウイルス感染に起因すると考えられる精神症状に関する疫学的検討と支援策の検討に資する研究
課題番号
22GC1005
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
中尾 智博(九州大学大学院医学研究院 精神病態医学分野)
研究分担者(所属機関)
  • 高橋 晶(筑波大学 医学医療系 災害・地域精神医学)
  • 福田 治久(九州大学 大学院医学研究院)
  • 萱間 真美(国立研究開発法人国立国際医療研究センター 国立看護大学校)
  • 久我 弘典(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター)
  • 下野 信行(九州大学 大学病院 )
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者政策総合研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
10,388,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は、COVID-19の罹患者に出現した精神症状に対して支援に結びつけるためのガイドラインの作成への提言を行うことであった。
研究方法
そのために以下①〜③の調査、すなわち、①国内における,新型コロナウイルスワクチン接種がCOVID-19罹患後の精神症状の発現状況に及ぼす効果についての調査、②COVID-19罹患に起因すると考えられる精神症状の疫学研究について国内外の文献レビューの実施、③COVID-19罹患後に起因した精神症状を有する者に対する自治体や保健所、精神保健福祉センター等における支援体制の現状把握と好事例の収集、を実施した。
結果と考察
①新型コロナウイルスワクチン接種によりCOVID-19罹患後の精神症状を低下させる可能性がある、②COVID-19に関連して、抑うつ、不安、恐怖、トラウマティックストレス、PTSD、不眠への影響が確認されたが感染波のフェーズによって経済面での影響や社会情勢、ロックダウン・封鎖などの影響、感染防御対策、ワクチン接種前後など、様々な要因が関係していると考えられた、③
結論
本邦においてワクチン接種により罹患後症状の発症リスクを低減させた可能性が示唆された。罹患後症状は主として不安、抑うつ、PTSD、睡眠障害が挙げられた。

公開日・更新日

公開日
2024-06-04
更新日
-

研究報告書(PDF)

倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
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倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2024-06-07
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202317007Z