消化器がん外科診療の質を評価する指標の開発とがん医療の均てん化の推進

文献情報

文献番号
200925062A
報告書区分
総括
研究課題名
消化器がん外科診療の質を評価する指標の開発とがん医療の均てん化の推進
課題番号
H21-がん臨床・一般-010
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
後藤 満一(福島県立医科大学 第一外科)
研究分担者(所属機関)
  • 杉原 健一(東京医科歯科大学大学院総合研究科 腫瘍外科)
  • 北川 雄光(慶應義塾大学医学部 外科学(一般・消化器外科))
  • 馬場 秀夫(熊本大学大学院医学薬学研究部 消化器外科学)
  • 中越 享(済生会長崎病院 外科)
  • 冨田 尚裕(兵庫医科大学 外科学講座 下部消化管外科)
  • 島田 光生(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 外科)
  • 木村 理(山形大学医学部 第一外科)
  • 近藤 哲(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科)
  • 宮田 裕章(東京大学医学部附属病院 医療品質評価学)
  • 本村 昇(東京大学医学部附属病院 心臓外科)
  • 橋本 英樹(東京大学大学院医学系研究科 医療政策)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん臨床研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
21,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
がん医療の均てん化の推進のため、消化器がん治療のデータを全国規模で、継続的に集積・分析するシステムの開発を目的とした。
研究方法
外科関連専門医制度委員会手術症例データベースワーキンググループと連携し、ワーキンググループが目指す全手術症例の統計を共通のプラットフォームとすること、その上に日本消化器外科学会の目指す医療水準評価が可能なシステムを乗せ、さらにその上に、臨床研究のシステムを乗せるプログラムを作成することとした。また、先行している米国外科学会のRASO(risk adjusted surgical outcome) の評価が可能な NSQIP (National surgical quality improvement program)の情報を入手し、欧米の成績との比較が可能なシステム構築を目指した。
結果と考察
1995年より確立されているACS(American College of Surgeons)-NSQIP 評価システムを参考にし、その日本語版を作成し、web入力項目(案)を作成した。さらに、臓器別がん登録等の臨床研究にかかわる、日本食道学会、日本胃癌学会、大腸癌研究会、日本肝癌研究会、日本肝胆膵外科学会、日本膵臓学会、および日本内視鏡外科学会の7学会・研究会のデータベース担当者の参加を得て、「消化器外科データベース関連学会協議会」を立ち上げ、入力項目を検討し、入力画面(案)を作成した。
結論
わが国の外科手術症例の統計的調査を可能とするとともに、日本消化器外科学会では各臓器において代表的な手術術式においては、医療評価調査が可能となり、今年度はその入力フォームとコンピューターを介しての仮入力が可能となった。

公開日・更新日

公開日
2010-05-31
更新日
-