文献情報
文献番号
202219034A
報告書区分
総括
研究課題名
風しん抗体検査・予防接種促進に関する行動経済学的研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
22HA2005
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
大竹 文雄(大阪大学大学院経済学研究科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
28,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
概要版(繰越課題)
厚生労働省は、風しんの追加的対策として、抗体保有率が低い昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生の男性を予防接種法に基づく定期接種の対象とし、原則無料で風しん抗体検査及び陰性者への定期接種を実施したが、当初目標を大きく下回った。令和3年12月17日に本事業の2024年度末までの延長が承認されたことを受け、本事業の効果的実施により風しんの予防接種を促進することを目的として、本研究班においては予防接種促進に関する行動経済学的研究を実施する。
本研究では、風疹抗体検査・ワクチン・クーポンの配布対象世代に対するどのような働きかけが検査、ワクチン接種実績の上昇に結びつくか、行動経済学的に検討し、より効果的な普及啓発の実施方法を明らかにすることを目的とする。ナッジ(損失の強調、人々の利他性の喚起、社会規範の強調、コミットメントの使用等、社会的に望ましい行動を促進する仕組み)の活用により、抗体検査・ワクチン接種促進にどのようなメッセージが有効かを行動経済学的に明らかにし、効果的なメッセージを開発する。
具体的には、2020年度・2022年度に行った研究(厚生労働行政推進調査事業費補助金「風疹予防接種促進に関する行動経済学的研究」19HA2002、「風しん第5期定期接種の対策期間延長における風しん予防接種促進に関する研究」21HA2014)で得られた知見を前提にして研究を行う。これらの研究成果をもとに、効果的なポスター、リーフレット、オンライン動画(https://youtu.be/JE3FTVkKLxw, https://youtu.be/3ERXIr885lA )、自治体向けガイドブックを作成している。2022年度は、これらの資材の効果検証を自治体と協力して行い改善するため、協力いただける自治体とクーポン配布介入についての打合せを行った。
本研究では、風疹抗体検査・ワクチン・クーポンの配布対象世代に対するどのような働きかけが検査、ワクチン接種実績の上昇に結びつくか、行動経済学的に検討し、より効果的な普及啓発の実施方法を明らかにすることを目的とする。ナッジ(損失の強調、人々の利他性の喚起、社会規範の強調、コミットメントの使用等、社会的に望ましい行動を促進する仕組み)の活用により、抗体検査・ワクチン接種促進にどのようなメッセージが有効かを行動経済学的に明らかにし、効果的なメッセージを開発する。
具体的には、2020年度・2022年度に行った研究(厚生労働行政推進調査事業費補助金「風疹予防接種促進に関する行動経済学的研究」19HA2002、「風しん第5期定期接種の対策期間延長における風しん予防接種促進に関する研究」21HA2014)で得られた知見を前提にして研究を行う。これらの研究成果をもとに、効果的なポスター、リーフレット、オンライン動画(https://youtu.be/JE3FTVkKLxw, https://youtu.be/3ERXIr885lA )、自治体向けガイドブックを作成している。2022年度は、これらの資材の効果検証を自治体と協力して行い改善するため、協力いただける自治体とクーポン配布介入についての打合せを行った。
公開日・更新日
公開日
2025-07-07
更新日
-