文献情報
文献番号
202227013A
報告書区分
総括
研究課題名
DHEAT 及び IHEAT 等の役割の検討と連携体制の再構築に向けた研究
課題番号
22LA1002
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
市川 学(芝浦工業大学 システム理工学部)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康安全・危機管理対策総合研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究費
7,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
IHEATが制度化されたことに伴い、 本研究では、災害時の本庁に設置される保健 医療福祉調整本部におけるDHEATの役割及び 各保健所に応援に入る DHEAT の役割、そのほ か、災害時の保健を支える情報システム周りの整理と訓練のあり方について、整理することを研究全体の目的とする。
研究方法
本研究は、1)DHEAT・IHEAT・行政支援リー
ダーなどの役割・機能の整理 2)DHEAT 研修 (縦に連動する)の企画と実施 3)事務局要 項の策定 4)防災・防疫下における情報シス テムの検討 の4つの項目を行う。
ダーなどの役割・機能の整理 2)DHEAT 研修 (縦に連動する)の企画と実施 3)事務局要 項の策定 4)防災・防疫下における情報シス テムの検討 の4つの項目を行う。
結果と考察
1)DHEAT・IHEAT・行政支援リーダーなどの役割・機能の整理
各役割・機能の整理と統合に向け、令和4 年12月までに終了した各研修・訓練に参加 した(DHEAT 研修、IHEAT 研修、行政支援リー ダー研修、スーパーバイザー研修)。これら から得られた知見を踏まえ、整理表を作成した。
2)DHEAT 研修(縦に連動する)の企画と実施
DHEAT 研修や統括 DHEAT の在り方、DHEAT 事務局の在り方を検討するために、令和 4 年度大規模地震時医療活動訓練と令和 4 年度九州・沖縄ブロック DMAT 実働訓練において検討 を行った。想定被災県の保健医療福祉に関連 する支援団体の参集や各団体の動きについて 聞き取りを行った。
3)事務局要項の策定 DHEAT研修や統括DHEATの在り方、DHEAT
事務局の在り方を検討するために、令和 4 年 度大規模地震時医療活動訓練と令和 4 年度九 州・沖縄ブロック DMAT 実働訓練において検討を行った。DHEAT 事務局としても発災直後からの活動を想定し被災県との DHEAT 派遣調整 を実施してもらった。保健師の応援派遣につ いての調整も行ったが、実際の派遣期間や人 数の見積もりなどの大まかな方針なども今後、 事務局だけでなく統括 DHEAT の教育内容に組 み込んでいく必要があることが示唆された。
4)防災・防疫下における情報システムの検討
D24H(災害時保健医療福祉活動支援システム) を中心として、EMIS、PEACE、くものいと、 J-SPEED、HER-SYSなど各システムの比較整理 を行なった。平時の訓練や研修からシステムを利活用できるよう、 なるべく訓練や研修で扱う災害情報に現実性を持たせるオンライン訓練システムの開発に着手した。
各役割・機能の整理と統合に向け、令和4 年12月までに終了した各研修・訓練に参加 した(DHEAT 研修、IHEAT 研修、行政支援リー ダー研修、スーパーバイザー研修)。これら から得られた知見を踏まえ、整理表を作成した。
2)DHEAT 研修(縦に連動する)の企画と実施
DHEAT 研修や統括 DHEAT の在り方、DHEAT 事務局の在り方を検討するために、令和 4 年度大規模地震時医療活動訓練と令和 4 年度九州・沖縄ブロック DMAT 実働訓練において検討 を行った。想定被災県の保健医療福祉に関連 する支援団体の参集や各団体の動きについて 聞き取りを行った。
3)事務局要項の策定 DHEAT研修や統括DHEATの在り方、DHEAT
事務局の在り方を検討するために、令和 4 年 度大規模地震時医療活動訓練と令和 4 年度九 州・沖縄ブロック DMAT 実働訓練において検討を行った。DHEAT 事務局としても発災直後からの活動を想定し被災県との DHEAT 派遣調整 を実施してもらった。保健師の応援派遣につ いての調整も行ったが、実際の派遣期間や人 数の見積もりなどの大まかな方針なども今後、 事務局だけでなく統括 DHEAT の教育内容に組 み込んでいく必要があることが示唆された。
4)防災・防疫下における情報システムの検討
D24H(災害時保健医療福祉活動支援システム) を中心として、EMIS、PEACE、くものいと、 J-SPEED、HER-SYSなど各システムの比較整理 を行なった。平時の訓練や研修からシステムを利活用できるよう、 なるべく訓練や研修で扱う災害情報に現実性を持たせるオンライン訓練システムの開発に着手した。
結論
IHEAT の制度が事業化されたこともあり、本研究班で取り扱うべき研究目的を大きく変 更させざるを得なかった。新 DHEAT の構築を目指すのではなく、現行のDHEATについて、 新しく研究開発されたシステムや DHEAT 事務 局の設置を絡め、今後の DHEAT のあり方を保 健医療福祉調整本部内での役割、他支援チー ムとの関わり方の中で整理を行ってきた。実 働訓練で観察、ヒアリング、さらには課題設定をする中で、今後のDHEAT に求められる要 件が明らかになりつつある。研究班 2 年目は、 1 年目で得られた知見を活用し、主に事務局 の要件定義と研修・訓練のあり方の整理を行う。
公開日・更新日
公開日
2024-03-28
更新日
-