薬害資料データ・アーカイブズの基盤構築・活用に関する実践的研究

文献情報

文献番号
202225046A
報告書区分
総括
研究課題名
薬害資料データ・アーカイブズの基盤構築・活用に関する実践的研究
課題番号
22KC2009
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
本郷 正武(桃山学院大学 社会学部社会学科)
研究分担者(所属機関)
  • 佐藤 哲彦(関西学院大学 社会学部)
  • 藤吉 圭二(追手門学院大学 社会学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
7,270,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究班は、「記録から展示へ」というこれまでの薬害資料のアーカイブ化中心の体制から、いかに薬害資料を効果的に展示していくかという課題にシフトすることを目標に、それまでの単年計画から3カ年計画による新しい体制となった。
研究方法
本研究班は3つのチームから構成され、それぞれが(1)薬害資料調査、資料館見学、(2)デジタルストーリーテリング(DST)、セルフポートレート(肖像写真)の撮影、(3)資料整理、調査と目録作成、をおこなう。
結果と考察
以下のように次年度以降の課題や作業が明確となった。すなわち、(1)「記録から展示へ」の具体化として、小規模で時限的な展示(「移動展示」と呼称する)の検討、(2)薬害被害者や遺族の生活者としての側面に照準した資料展示のために「当事者の主体的参加」を求める、(3)公害問題など他の社会問題に関する資料館とのゆるやかなネットワーク形成により、研究者の幅広い採用や問題意識の明確化を図る、の三点である。
結論
(1)展示に資する薬害資料の選定と匿名化など展示方針の策定、(2)「移動展示」などスポット展示での肖像写真やDSTの活用、(3)作成した薬害資料目録のデータベース化、をおこなった。なお、2020年5月に大阪人権博物館(リバティおおさか)の閉館にともない、弁天町(大阪市港区)にある作業部屋に薬害資料を一時収蔵することになり、薬害資料のアーカイブ化はもとより、展示への道筋が険しい状況となったことから、体制の見直しをおこなうこととなった。

公開日・更新日

公開日
2024-02-13
更新日
-

研究報告書(PDF)

総括研究報告書
倫理審査等報告書の写し
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
研究成果の刊行に関する一覧表
その他

公開日・更新日

公開日
2024-02-13
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202225046Z