文献情報
文献番号
202225026A
報告書区分
総括
研究課題名
催奇形性物質に係る雄性生殖を介した新規発生毒性評価法の開発
研究課題名(英字)
-
課題番号
20KC2008
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
桑形 麻樹子(国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 毒性部第二室)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
34,000,000円
研究者交替、所属機関変更
変更なし
研究報告書(概要版)
概要版(繰越課題)
今年度(令和4年度)は、膣内投与試験立案の妥当性を確認するために、妊娠雌ウサギに催奇形性量のサリドマイドを経口投与した時の母動物および子宮内産物(胎盤、卵黄嚢膜、胎児)の薬物動態を確認した。また、母動物への影響および胎児への影響も再確認した。その結果、催奇形性量である250 mg/kgのサリドマイドを経口投与することにより母動物の体重増加量は減少し、胚・胎児死亡率が高値を示した。全胚吸収率(着床後死亡率)が6~8割となったことにより、各項目の検討腹数が予定よりも少なくなった。本課題の本幹となる昨年度実施した膣内投与試験から得られた母動物および子宮内容物の薬物動態結果の妥当性を今回の経口投与試験結果から検討するには、腹間の差が大きかったことから薬物動態を検討出来た母動物数および子宮内容物数が少ないと判断した。胚胎児死亡率増加により検査数が少なくなった項目について再検討し、膣内投与試験立案方法の妥当性を確認する。
公開日・更新日
公開日
2023-06-05
更新日
-