緩和ケアプログラムによる地域介入研究

文献情報

文献番号
200924056A
報告書区分
総括
研究課題名
緩和ケアプログラムによる地域介入研究
課題番号
H18-第3次対がん総合戦略・戦略-002
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
江口 研二(帝京大学 医学部内科学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 秋月 伸哉(千葉県がんセンター 精神腫瘍学)
  • 秋山 美紀(慶應義塾大学大学院 政策メディア研究科)
  • 江角 浩安(国立がんセンター東病院)
  • 川越 正平(あおぞら診療所)
  • 木下 寛也(国立がんセンター東病院 緩和ケア科)
  • 木澤 義之(筑波大学大学院 人間総合科学研究科)
  • 志真 泰夫(筑波メディカルセンター病院 緩和治療科)
  • 白髭 豊(医療法人白髭内科医院)
  • 武林 亨(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学)
  • 平井 啓(大阪大学 コミュニケーションデザイン・センター)
  • 的場 元弘(国立がんセンター中央病院 緩和医療科)
  • 宮下 光令(東北大学大学院 医学系研究科保健学専攻緩和ケア看護学分野)
  • 山川 宣(国家公務員共済組合連合会六甲病院 緩和ケア科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 第3次対がん総合戦略研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
132,503,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
1)緩和ケアの標準化と継続性の向上、2)がん患者・家族に対する適切な緩和ケアの知識の提供、3)地域の緩和ケアの包括的なコーディネーション、4)緩和ケア専門家による診療およびケアの提供、を中心とする地域単位の緩和ケアプログラムの整備により、QOLの指標である、1)患者による苦痛緩和の質評価が改善し、2)遺族による苦痛緩和の質評価が改善し、3)緩和ケア利用数が増加し、4)死亡場所が患者の希望に近く変化するかを評価する。
研究方法
4地域の住民を対象とした地域介入による前後比較研究。
結果と考察
介入前調査の主要評価項目として、①患者による評価 (846名) 、②遺族による評価 (1006名) 、③専門緩和ケアサービスの利用数 を取得した。4地域のがん患者の死亡場所について、人口動態統計の目的外使用から取得した。副次評価項目として、地域医療者の困難感・知識 (3830名)、地域の緩和ケアの質指標 として、オピオイド処方量 、麻薬免許を取得している診療所医師数などを取得した。各地域に合計約500名のリンクスタッフを配置した。介入として、1)緩和ケアの標準化と継続性の向上(セミナーの開催、マニュアルの配布など)、2)がん患者・家族に対する適切な緩和ケアの知識の提供(講演会の開催、リーフレット・ポスターの配布、図書の設置など)、3)地域の緩和ケアの包括的なコーディネーション(相談窓口の設置、地域多職種カンファレンスの開催など)、4)緩和ケア専門家による診療およびケアの提供介入(地域緩和ケアチームの設置など)を行った。
結論
地域介入研究の2年目として、介入を行った。

公開日・更新日

公開日
2010-06-03
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2011-01-18
更新日
-