テレワーカーの健康課題発生リスクや労働生産性に関連する生活・運動・睡眠習慣および身体機能の検証とそれに基づく指針作成のための研究

文献情報

文献番号
202223017A
報告書区分
総括
研究課題名
テレワーカーの健康課題発生リスクや労働生産性に関連する生活・運動・睡眠習慣および身体機能の検証とそれに基づく指針作成のための研究
課題番号
22JA1006
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
廣幡 健二(国立大学法人東京医科歯科大学 東京医科歯科大学病院)
研究分担者(所属機関)
  • 山口 大輔(東京医科歯科大学 スポーツサイエンスセンター)
  • 高木 俊輔(東京医科歯科大学 精神科)
  • 古谷 英孝(苑田第三病院 リハビリテーション科)
  • 柳下 和慶(東京医科歯科大学 統合教育機構教養教育部門)
  • 見供 翔(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 星野 傑(東京医科歯科大学 スポーツ医学診療センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 労働安全衛生総合研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
2,693,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本邦におけるテレワーカーを対象に健康課題発生状況や労働生産性に加えて、身体機能や睡眠・運動習慣に関する情報を大規模に収集する。そして、それらのデータを分析することでテレワーカーに推奨する活動レベルや改善すべき身体機能を具体的に指導するための指標を作成することが本研究の目的である。
研究方法
1年目にあたる本年度は、以下点について研究を実施した。
文献検索と研究者協議により、研究対象者に実施する評価とそのプロトコルを構築した。当初の計画通り、メインアウトカムである労働生産性の評価には、日本語版Stanford Presenteeism Scale(以下、日本語版SPS)とWHOとハーバード大学が共同開発したHealth and Work Performance Questionaire(WHO-HPQ)を採用した。
構築したプロトコルの妥当性を検証するため、パイロットテストを実施した。パイロットテストに参加した研究対象者には、回答するアンケート内容のわかりやすさや、回答に対する負担感についても確認した。
結果と考察
研究対象者から得られたフィードバックをもとに、評価プロトコルの調整を開始した。現状のデータ量では、研究対象者の労働生産性と他の変数との関連を見出すには至っていない。しかしながら、評価プロトコルの妥当性を検証するために実施したアンケートでは,各項目で「非常に理解ができた」「やや理解ができた」の回答割合が多く,評価方法は適切にできていたと考えられる。
結論
次年度は、本年度に構築した評価プロトコルを一部修正した上で、本研究対象であるテレワーカーを含む労働者を対象としたデータ収集を開始する予定である。

公開日・更新日

公開日
2023-06-08
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2023-06-08
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202223017Z