数理最適化モデルによる小学校区グリッドに基づく多組織連携システム(MACS)の解析

文献情報

文献番号
202222023A
報告書区分
総括
研究課題名
数理最適化モデルによる小学校区グリッドに基づく多組織連携システム(MACS)の解析
課題番号
21IA1019
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
中尾 博之(岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 災害医療マネジメント学講座)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
1,660,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
202222023B
報告書区分
総合
研究課題名
数理最適化モデルによる小学校区グリッドに基づく多組織連携システム(MACS)の解析
課題番号
21IA1019
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
中尾 博之(岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 災害医療マネジメント学講座)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202222023C

成果

専門的・学術的観点からの成果
本研究では、Google 無料アプリをもとに、①データ・クレンジング、②AIを活用した優先業務の順位選別、⑶地域状況の可視化、を有した統合システムを開発した。これによって、医療行政管理を理論的考察した結果、小学校区を基礎単位としたグリッド・マッピング分析(GMA)によって健康、文化、生活環境、地理を鳥瞰できる「健康地理学的評価」の可視化が可能になった。成果は、日本臨床救急医学会、日本災害医学会などで発表し、注目されている。
臨床的観点からの成果
現有の災害医療情報システムと違って、本研究ではデータ・クレンジング、優先業務の順位選別、状況の可視化が可能となった。災害対策本部での災害経過記録(クロノロジー)作成や評価に膨大な作業労務が費やされているが、それらの大半を半自動化させることができるようになった。その結果、混乱する災害時の指揮系統を円滑にすることに寄与できる。一般に提供されているデータを用いて、安価で全国版に拡張する手立ても確立している。
ガイドライン等の開発
該当なし。
その他行政的観点からの成果
現在のところ、成果はありません。
その他のインパクト
このシステムは、実災害時での利用はもとより、シミュレーションとして訓練・研修で利用でき、データ蓄積がなされれば災害医療活動の予測が将来可能になるかもしれません。
実災害での利用経験はありませんが、令和4年に岡山県災害拠点病院医療救護要員研修会、岡山県井原市、岡山市内医師会連合会研修会で開催された災害研修会でシミュレーション演習で利用しました。今後、同様に地域単位での災害医療研修会での利用が見込まれます。

発表件数

原著論文(和文)
4件
1. 竹内孔一、山崎瑶、渡邉暁洋、平山隆浩、中尾博之. 災害医療におけるクロノロジーの分析. 電子情報通信学会信学技報. 121(415) NLC2021-31, 19-23, 2022. 2. 伊藤
原著論文(英文等)
1件
Ito H, Aruga T. A conceptual framework to assess hospitals for disaster risk reduction in the commun
その他論文(和文)
1件
中尾博之、災害対策の基本 災害対応マニュアル、腎と透析、91(2):200-3:2023.
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
15件
第25回日本臨床救急医学会総会,第59回日本医療・病院管理学会総会,,第28回日本災害医学会総会などで発表
学会発表(国際学会等)
1件
Ito H & Aruga T. A conceptual framework to assess hospitals for disaster risk reduction in the commu
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
4件
香川県BCP研修会,井原市研修会,令和4年度岡山県災害拠点病院医療救護要員研修会, 岡山市内医師会連合会

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
竹内孔一、山崎瑶、渡邉暁洋、平山隆浩、中尾博之
災害医療におけるクロノロジーの分析
電子情報通信学会信学技報 , 121 (415) , 19-23  (2021)
原著論文2
伊藤弘人、有賀徹、丸山嘉一、蛭間芳樹、野口英一
地区防災計画と病院業務存続計画
地区防災計画学会誌 , 25 , 61-69  (2020)
原著論文3
伊藤弘人、丸山嘉一、蛭間芳樹、野口英一、有賀徹
地区防災計画と病院業務存続計画
地区防災計画学会誌 , 23 , 72-75  (2022)
原著論文4
伊藤弘人、蛭間芳樹、野口英一、有賀徹
地区防災計画と医療
地区防災計画学会誌 , 22 , 87-97  (2021)
原著論文5
Ito H, Aruga T.
A conceptual framework to assess hospitals for disaster risk reduction in the community.
Int J Disaster Risk Reduction , 77  (2022)
https://doi.org/10.1016/j.ijdrr.2022.103032

公開日・更新日

公開日
2023-06-26
更新日
-

収支報告書

文献番号
202222023Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
2,157,000円
(2)補助金確定額
2,157,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 100,022円
人件費・謝金 0円
旅費 226,978円
その他 1,333,000円
間接経費 497,000円
合計 2,157,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2024-05-17
更新日
-