健診施設を活用したHIV検査体制を構築し検査機会の拡大と知識の普及に挑む研究

文献情報

文献番号
202220003A
報告書区分
総括
研究課題名
健診施設を活用したHIV検査体制を構築し検査機会の拡大と知識の普及に挑む研究
課題番号
20HB1003
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
川畑 拓也(地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 微生物部ウイルス課)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策政策研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
13,293,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
202220003B
報告書区分
総合
研究課題名
健診施設を活用したHIV検査体制を構築し検査機会の拡大と知識の普及に挑む研究
課題番号
20HB1003
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
川畑 拓也(地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所 微生物部ウイルス課)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策政策研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202220003C

成果

専門的・学術的観点からの成果
新型コロナウイルスの流行により、沖縄県内の保健所における無料匿名HIV検査の提供が中止されていたが、その期間中に那覇市内の健診施設で検査案内を配布した受診者のうちの約9%が無料HIV・梅毒検査を利用した。また、同県内の保健所におけるHIV検査が再回された後も、同じ期間中に健診施設の無料HIV・梅毒検査を、保健所の受検者数の約5倍の人が利用した。このことから、健診施設において健康診断の機会に提供する無料HIV検査は、保健所の無料匿名HIV検査に対する代替的な検査体制となりうることが示唆された。
臨床的観点からの成果
遺伝子型別により国内で初検出したベジェル症例群をもとに、非流行地における成人のベジェル患者を症状や血清検査で梅毒患者と鑑別することが難しいことを示した論文(Shinohara K, Kawahata T, et al. J Infect Chemother. 2022. doi: 10.1016/j.jiac.2021.11.012)が、Clinical Infectious Diseases誌(2022年74号)の”IN THE LITERATURE”において紹介され、国際的に注目された。
ガイドライン等の開発
「診療におけるHIV-1/2感染症の診断ガイドライン2020」のワーキンググループに参画し、同ガイドライン(日本エイズ学会・日本臨床検査医学会 標準推奨法)の策定に寄与した。
その他行政的観点からの成果
健診センター・人間ドック施設におけるHIV検査を普及させた場合の費用対効果を検討する目的で、ゲイ・バイセクシャル男性のHIV陽性率を推定するために実施した、大阪府内の医療機関におけるMSM向けHIV検査機会提供の成果が、大阪府感染症対策審議会 エイズ対策及び医療連携推進部会、ならびに同部会エイズ医療委員会の資料として利用された。
その他のインパクト
2019年から2021年の3年間に、沖縄県那覇市内の検診センターにおいてHIVと梅毒に関する啓発資材を、無料HIV・梅毒検査提供の広報資料として、のべ27920名に配布した。また同期間に、受検を希望したのべ3959名にHIVスクリーニング検査と梅毒抗体検査を無料で実施した。
2021年の梅毒感染者報告数が、現在の調査方法になった1999年以降最多7873人(速報値)となった事に関するコメントが、読売新聞(2022年2月14日大阪本社版夕刊12面)に掲載された。

発表件数

原著論文(和文)
1件
原著論文(英文等)
2件
その他論文(和文)
10件
その他論文(英文等)
48件
学会発表(国内学会)
88件
学会発表(国際学会等)
6件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
1件
ガイドライン作成ワーキンググループへの参画1件
その他成果(普及・啓発活動)
10件
講演・研修の講師6件、新聞報道3件、海外学術専門誌における論文紹介1件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Koh Shinohara, Keiichi Furubayashi, Yoko Kojima, et al
Clinical perspectives of Treponema pallidum subsp. Endemicum infection in adults, particularly men who have sex with men in the Kansai area, Japan: A case series
Journal of Infection and Chemotherapy , 28 , 444-450  (2022)
10.1016/j.jiac.2021.11.012
原著論文2
Tomohiko Ukai, Kensaku Kakimoto, Takuya Kawahata, et al.
Resurgence of syphilis in 2022 amongst heterosexual men and women in Osaka, Japan
Clinical Microbiology and Infection , 29 , 396-397  (2023)
10.1016/j.cmi.2022.11.010

公開日・更新日

公開日
2024-03-28
更新日
-

収支報告書

文献番号
202220003Z