低侵襲医療機器の実現化を目指した領域横断的な知的基盤の創出と運用に関する研究

文献情報

文献番号
200912007A
報告書区分
総括
研究課題名
低侵襲医療機器の実現化を目指した領域横断的な知的基盤の創出と運用に関する研究
課題番号
H19-ナノ・一般-007
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
渡辺 敏(財団法人医療機器センター)
研究分担者(所属機関)
  • 桜井 靖久(東京女子医科大学)
  • 古幡 博(東京慈恵会医科大学)
  • 小泉 和夫(財団法人医療機器センター )
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 医療機器開発推進研究(ナノメディシン研究)
研究開始年度
平成19(2007)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
28,136,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、低侵襲医療機器の実現化を目指し、領域横断的な知的基盤の構築と運用を行うことを目的とする。
研究方法
知的基盤は、シーズデータベース(DB)、ニーズDB、リスクDBの3つのデータベース群及び低侵襲医療機器の適用可能性、実用化ビジョンなどについてディスカッションを行うフォーラムから構成される。本研究においては、開発委員会において、低侵襲医療機器を「既存の医療技術に比べ、診療ニーズ・患者便益性の向上・改善を目指した患者に対する侵襲性のより低い新医療機器・技術」と定義し、この定義を反映させつつ、情報収集を行った。なお、平成19年度は循環器系疾患(心臓・血管)、平成20年度はがん・精神神経系疾患、平成21年度は整形系疾患に関する低侵襲医療技術を中心に情報収集作業を行った。
結果と考察
初年度に知的基盤の開発を終了させ、一定期間の試験運用を経て、次年度の平成20年7月より知的基盤「低侵襲医療機器の情報検索サイトhttp://jaame.majestic.jp/mimtdb/」を公開した。また、本年度は整形系疾患に関する情報を収集し、シーズ情報129件、ニーズ情報633件、リスク情報11件の情報収集、低侵襲医療技術実現化フォーラム「乳がんに対する画像ナビゲーション治療技術」を開催した。
結論
シーズ情報、ニーズ情報、リスク情報の調査を行うとともに、低侵襲医療機器実現化データベースを公開した。

公開日・更新日

公開日
2011-05-30
更新日
-

文献情報

文献番号
200912007B
報告書区分
総合
研究課題名
低侵襲医療機器の実現化を目指した領域横断的な知的基盤の創出と運用に関する研究
課題番号
H19-ナノ・一般-007
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
渡辺 敏(財団法人医療機器センター)
研究分担者(所属機関)
  • 桜井 靖久(東京女子医科大学)
  • 古幡 博(東京慈恵会医科大学)
  • 小泉 和夫(財団法人医療機器センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 医療機器開発推進研究(ナノメディシン研究)
研究開始年度
平成19(2007)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、低侵襲医療機器の実現化を目指し、領域横断的な知的基盤の構築と運用を行うことを目的とする。
研究方法
知的基盤は、シーズデータベース(DB)、ニーズDB、リスクDBの3つのデータベース群及び低侵襲医療機器の適用可能性、実用化ビジョンなどについてディスカッションを行うフォーラムから構成される。本研究においては、開発委員会において、低侵襲医療機器を「既存の医療技術に比べ、診療ニーズ・患者便益性の向上・改善を目指した患者に対する侵襲性のより低い新医療機器・技術」と定義し、この定義を反映させつつ、情報収集を行った。なお、平成19年度は循環器系疾患(心臓・血管)、平成20年度はがん・精神神経系疾患、平成21年度は整形系疾患に関する低侵襲医療技術を中心に情報収集作業を行った。
結果と考察
初年度に知的基盤の開発を終了させ、一定期間の試験運用を経て、次年度の平成20年7月より知的基盤データベース「低侵襲医療機器の情報検索サイトhttp://jaame.majestic.jp/mimtdb/」を公開した。また、3年間の調査により、シーズ情報597件、ニーズ情報1916件、リスク情報120件の情報を収集し、データベースにより公開した。さらに、低侵襲医療技術実現化フォーラムを4回開催、低侵襲医療技術探索研究会を2回開催した。
結論
シーズ情報、ニーズ情報、リスク情報の調査を行うとともに、低侵襲医療機器実現化データベースを公開した。

公開日・更新日

公開日
2011-05-30
更新日
-

行政効果報告

文献番号
200912007C

成果

専門的・学術的観点からの成果
医療機器の開発において重要な点は、いかにして医療側のニーズを踏まえ具体的ビジョンを構築するか、その実現に向けて技術シーズを如何に組み合わせて製品を完成させるか、製品を市場に出すために規制側から求められる要求事項は何かを事前に把握することであり、本研究成果はこれらの情報を提供するものであり、その意義は高い高いと考える。
臨床的観点からの成果
低侵襲医療技術に関し、臨床ニーズを網羅的かつ専門的に集めた取り組みはこれまでないものであり、本研究成果の意義は高いと考えられる。特に臨床ニーズを医療提供者側からと医療受給者側の両面から収集しており、今後の医療技術開発に有意義な情報提供が可能となったと考える。
ガイドライン等の開発
本研究成果の一つであるリスク情報/医療機器のPL判例情報が、経済産業省「医療機器分野への参入・部材供給の 活性化に向けた研究会」で活用された。また、ニーズ情報/医師ニーズ情報が、経済産業省・NEDOで実施されている技術戦略マップの作成において活用された。
その他行政的観点からの成果
本研究成果の一つであるリスク情報/医療機器のPL判例情報が、経済産業省「医療機器分野への参入・部材供給の 活性化に向けた研究会」で活用された。また、ニーズ情報/医師ニーズ情報が、経済産業省・NEDOで実施されている技術戦略マップの作成において活用された。
その他のインパクト
日本公定書協会が実施する薬事エキスパート研修において、本研究成果となるリスク情報/市販前プロセス情報の研究成果をもとにしたディスカッションが行われ、新しい医療機器の開発戦略が検討された。また、臨床側、研究者側、企業側及び規制・行政側が参加する低侵襲技術実現化フォーラムを開催することで、今後の医療技術開発を推進することに寄与することができた。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
1件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
2件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
「出願」「取得」計0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2015-05-26
更新日
-