精子幹細胞を用いた創薬モデルラットの作成技術の開発

文献情報

文献番号
200911019A
報告書区分
総括
研究課題名
精子幹細胞を用いた創薬モデルラットの作成技術の開発
課題番号
H21-生物資源・一般-002
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
篠原 美都(京都大学 医学研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 高島 誠司(京都大学 医学研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 創薬基盤推進研究(生物資源・創薬モデル動物研究)
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
10,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究ではES細胞でなく、精子幹細胞に基づく新しいノックアウト技術による創薬モデルラット作成技術の開発を目的としている。ラットの精子幹細胞に遺伝子トラップとジーンターゲッティングにより遺伝子改変し、ホモ変異個体を作成する技術の確立を目指す。
研究方法
平成21年度の研究では精子幹細胞の培養の基本的なプロトコールの改善と、クローンの樹立を中心に行った。
結果と考察
ラットGS細胞培養条件の改善については、血清濃度や低酸素下での培養、ラット系統の検討、薬剤選択法の改善などにより、安定的に樹立することができるようになった。またこれまで無血清・フィーダーフリー培養は成功していなかったが、マウスGS細胞にて成功した。またこれらの条件検討を行いながらトラップクローンの樹立とターゲッティングベクターの作成・遺伝子導入を行った。これによりターゲッティングについてはHprt遺伝子につき44個、 Occludin遺伝子にて146個のクローンを樹立できた。
結論
平成22年度の研究ではこららのクローンを精巣内に移植して個体化することを重点的に進めるとともに条件検討を継続して行い、より実用的なプロトコールの確立を目指す。
  

公開日・更新日

公開日
2011-05-30
更新日
-