がん診療連携拠点病院等における情報提供の適切な方法・項目の確立に資する研究

文献情報

文献番号
202208046A
報告書区分
総括
研究課題名
がん診療連携拠点病院等における情報提供の適切な方法・項目の確立に資する研究
課題番号
22EA1006
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
若尾 文彦(国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 丹野 弘晃(十和田市立中央病院 管理部門)
  • 金森 平和(神奈川県立がんセンター 血液内科)
  • 増田 昌人(琉球大学医学部附属病院第二内科)
  • 山下 夏美(独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター) 臨床研究センター)
  • 池山 晴人(地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター がん相談支援センター がん相談支援センター)
  • 高山 智子(国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所 がん情報提供部)
  • 八巻 知香子(国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所 がん情報提供部)
  • 石井 太祐(国立がん研究センター がん対策研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん対策推進総合研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
9,231,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
患者が適切な情報をもとに病院を選択できることは、患者の受療満足度や医療の質を高めることにもつながると考えられているが、どのような情報を、どれだけ、どのようなタイミングで提供することが患者・家族のニーズに合うのかについては明らかになっていない。
研究方法
初年度として、都道府県単位で作成された地域の“がん情報”冊子の情報の集約・整理、がん情報サービスサポートセンターに寄せられる相談内容の分析、患者・家族・市民を対象とするアンケートならびにかかりつけ医を対象とするアンケートの調査項目の策定を行った。
結果と考察
都道府県単位で作成されたがん情報冊子には、がん診療連携拠点病院の情報やそれぞれの病院で提供されるサービスについての情報が記載されていたが、それらの情報をどのように活用すべきかの記載はほとんどなかった。がん情報サービスサポートセンターに寄せられる相談には、病院を具体的に紹介してほしいという相談が多いが、病院を選ぶ際の観点を尋ねる相談も多かった。これらのことから、病院情報そのものだけでなく、それぞれの状況において考慮すべき観点、病院情報の活用の仕方についても伝えていくことが必要であることが示唆された。
結論
今後は、倫理審査の手続きを経て、初年次に準備したアンケートを実施し、そこで明らかになる状況に応じた病院情報の内容と提示の仕方について、検討を進めていく。

公開日・更新日

公開日
2023-07-04
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2023-07-04
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202208046Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
12,000,000円
(2)補助金確定額
8,685,000円
差引額 [(1)-(2)]
3,315,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 2,247,937円
人件費・謝金 1,436,522円
旅費 119,940円
その他 2,111,735円
間接経費 2,769,000円
合計 8,685,134円

備考

備考
端数の134円を自己負担とさせていただきます。

公開日・更新日

公開日
2024-05-23
更新日
-