学童期及び思春期等における性に関する健康課題に対する診療及び支援体制の構築に向けた研究

文献情報

文献番号
202207016A
報告書区分
総括
研究課題名
学童期及び思春期等における性に関する健康課題に対する診療及び支援体制の構築に向けた研究
課題番号
22DA1004
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
寺内 公一(国立大学法人東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 倉澤 健太郎(横浜市立大学産婦人科)
  • 阪下 和美(東京都立松沢病院精神科)
  • 鹿島田 健一(東京医科歯科大学 大学院 医歯学総合研究科 発生発達病態学)
  • 西岡 笑子(順天堂大学保健看護学部)
  • 尾臺 珠美(東京医科歯科大学 産婦人科 )
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 成育疾患克服等次世代育成基盤研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
7,693,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
第二次性徴をはじめとする身体的変化を経験した児童生徒は、性を含む心身の健康課題に直面する。そのような悩みについて相談するために医療機関を受診する者は少なく、また医療機関においても多様化・高度化する学童期・思春期の健康課題に十分に対応できていない。本研究では、学童・思春期の悩みに対応できる産婦人科・小児科・泌尿器科等医療機関の体制整備の実態を把握するとともに、都道府県等に設置されている性と健康の相談支援センターや母子保健・児童福祉・学校教育等に関する関係機関との連携を含めた支援方策を検討することを目標とする。
研究方法
令和4年度の目標として掲げた課題「現在日本全国において行われている『学童期・思春期にある男女の性を含めた心身の健康課題に関する相談の窓口』となる医療機関(ユース・クリニック)における診療や相談支援に関する実態を把握する」を達成するために、研究代表者・研究分担者・研究協力者がそれぞれのネットワークやインターネットを利用して調査を行うと共に、外部委託業者にインターネットや文献による調査を依頼した。これらの結果を統合して、各施設・団体を4つのカテゴリー別に分類し、カテゴリーの特性を比較検討した。さらに、カテゴリーの機能を分析するうえで必要なサービス概略(医師、メディカルスタッフの有無、サービス内容)をリスト化した。
結果と考察
現在日本全国において行われている「学童期・思春期にある男女の性を含めた心身の健康課題に関する相談の窓口」となる医療機関(ユース・クリニック)はカテゴリー1:産婦人科クリニック併設型、カテゴリー2:小児科クリニック併設型、カテゴリー3:自治体運営型、カテゴリー4:その他NPO法人運営型等の4つのカテゴリーに分類されることが明らかになった。さらに各カテゴリー分類の特性が明らかになった。
結論
令和5年度は、令和4年度に収集された先駆的な取り組み事例の具体的な内容について検討し、事例間の共通項目と特異項目とを抽出しながら、統合的な解析を行う。抽出された共通項目および特異項目のそれぞれについて、国内外の文献を照会しつつ、その有用性に関する学術的な根拠の有無を評価する。

公開日・更新日

公開日
2024-03-08
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2024-01-25
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202207016Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
10,000,000円
(2)補助金確定額
9,997,000円
差引額 [(1)-(2)]
3,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 2,985,104円
人件費・謝金 358,078円
旅費 730,340円
その他 3,617,332円
間接経費 2,307,000円
合計 9,997,854円

備考

備考
自己資金854円

公開日・更新日

公開日
2024-04-01
更新日
-