救急医療等における基盤整備のための情報項目等の標準化に資する研究

文献情報

文献番号
202122046A
報告書区分
総括
研究課題名
救急医療等における基盤整備のための情報項目等の標準化に資する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
21IA1021
研究年度
令和3(2021)年度
研究代表者(所属機関)
久志本 成樹(東北大学 大学院医学系研究科外科病態学講座救急医学分野)
研究分担者(所属機関)
  • 田上 隆(日本医科大学 医学部)
  • 中田 孝明(千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学)
  • 松嶋 麻子(名古屋市立大学 大学院医学研究科救命救急医療学)
  • 近藤 久禎(独立行政法人国立病院機構本部 DMAT事務局)
  • 福島 英賢(奈良県立医科大学 救急医学教室)
  • 中島 直樹(国立大学法人九州大学 大学病院)
  • 眞野 成康(東北大学病院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
910,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
救急や災害医療において、他の医療機関での検査等を含む医療情報を共有可能となるようにすることは、限られた時間における円滑な医療の提供をすすめ、ひとりひとりの患者の診療に貢献し、医療従事者の負担軽減を図ることに繋がるものと考えられる。救急医療において求められる情報項目等の標準化を推進し、どのような救急・災害医療の現場からもアクセスできるようにすることにより、これらを可能とすることとなる。本研究においては、厚生労働省 健康・医療・介護情報利活用検討会等で検討している項目に基づき、必要な情報項目の選定を行うことを目的とした。
研究方法
以下に示す3ステップによる情報項目の選定を行った。
1) 厚生労働省 健康・医療・介護情報利活用検討会等で検討している項目をもとにした研究班一次案(研究班一次案)作成
2) 救急・災害医療関連学会および団体からの研究班一次案に対する意見収集
3) 救急・災害医療関連学会および団体からの修正・追加項目案に関する重要度と適用性からの分類
結果と考察
3) 救急・災害医療関連学会および団体からの修正・追加項目案に関する重要度・適応性からの分類
関連学会・団体からの意見・コメント等を研究班構成員による専門的視点からの合議によって、以下のように分類した。
①大項目分類
1. 基本情報
2. 診療情報
3. 病歴
4. 血液検査値
5. 画像・生理機能検査等
6. レセプト情報
7. DPCデータ
8. J-SPEED
9. 原案の修正・削除の助言
10. その他・コメント

さらに、各項目を救急医療等基盤整備のための標準化情報項目としての重要度・適応性から1~6に分類した。
1. 全例必須(コア)項目:テンプレートを作成し、手入力してでも入力を要する 
2. 症例を選択した必須項目:小児や妊産婦、精神科領域患者情報など
3. 非必須(任意、非コア)項目:例.自動取得可能なら取得する. HL7 FHIR対応になれば等
4. 見送り項目:救急の初期診療には不要と思われる
5. 趣旨違い項目: 救急の初期診療では取得できない/過去のデータで救急診療において意味をなさない等
6. 保留・引き続き検討を要する項目

今後、厚生労働省 健康・医療・介護情報利活用検討会等で検討している項目も含めて、以下のように適切に区分することが必要であるものと思われる。
1. 全例必須(コア)項目:テンプレートを作成し、手入力してでも入力を要する 
2. 症例を選択した必須項目:小児や妊産婦、精神科領域患者情報など
3. 非必須(任意、非コア)項目:例.自動取得可能なら取得する. HL7 FHIR対応になれば等
 また、非必須(任意、非コア)項目等であっても、これから標準化されるべき項目が多数あり、標準化に向けて厚生労働省に提案を要するべき事項が明らかとなった。
 救急・災害医療において、整理されていない過剰な情報は診療上有用な情報となり得ないえないことも考えられる。各情報の適切な電子化共有のためのコード化、システム整備などとともに、適切な活用の視点からのさらなる検討と電子標準化の推進が必要である。

結論
救急・災害医療において、他の医療機関での検査等を含む医療情報を共有可能となるようにすることは、限られた時間における円滑な医療の提供をすすめ、ひとりひとりの患者の診療に貢献し、医療従事者の負担軽減を図ることに繋がるものと考えられる。
求められる情報項目等の必要性と診療における適用性を適切に評価し、行政および専門的視点からの電子標準化を推進することが本事業に不可欠である。

公開日・更新日

公開日
2025-05-27
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2025-05-27
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202122046Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
1,183,000円
(2)補助金確定額
98,000円
差引額 [(1)-(2)]
1,085,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 72,480円
人件費・謝金 0円
旅費 0円
その他 2,520円
間接経費 23,000円
合計 98,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2025-05-27
更新日
-