精神科疾患を有する人の地域生活を支えるエビデンスに基づいた看護ガイドラインの開発

文献情報

文献番号
200835015A
報告書区分
総括
研究課題名
精神科疾患を有する人の地域生活を支えるエビデンスに基づいた看護ガイドラインの開発
課題番号
H18-医療・一般-020
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
萱間 真美(聖路加看護大学 精神看護学)
研究分担者(所属機関)
  • 宮本 有紀(東京大学大学院医学系研究科 精神看護学)
  • 渡邉 雅幸(昭和大学保健医療学部作業療法学科)
  • 深沢 裕子(福井松原病院)
  • 瀬戸屋 希(聖路加看護大学 精神看護学)
  • 大熊 恵子(聖路加看護大学 精神看護学)
  • 安保 寛明(東北福祉大学健康科学部)
  • 篁 宗一(東京医療保健大学看護学部)
  • 沢田 秋(聖路加看護大学 精神看護学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
2,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、精神疾患を有する人の安定した地域生活を支援するために、非定型抗精神病薬による精神科薬物療法を効果的に継続するための看護援助ガイドラインを開発することを目的とした。今年度は、CQ(臨床問題)に沿って国内外のエビデンスを集積し、ガイドラインの内容を作成・確定することを目的に行った。
研究方法
ワーキンググループを組織し、CQごとに国内外における非定型抗精神病薬に関する既存のガイドラインおよび文献をレビューし、エビデンスを整理した。それらを統合してガイドライン本文を作成し、精神医学・精神薬理学・精神看護学の専門家から意見を得て、ガイドライン本文の推敲を行った。
結果と考察
非定型抗精神病薬の特徴と観察ポイント(全般的特徴および薬剤ごとの特徴)、切り替え(スイッチング)時のポイント、副作用の特徴とモニタリング(メタボリックシンドローム、性機能障害、錐体外路症状、悪性症候群)、服薬アドヒアランスを高めるための対処、の4部構成に沿って、それぞれのCQに対して文献レビューを行い、エビデンスを集積してCQに対する回答を作成した。専門家からのヒアリング調査をもとに、非定型抗精神病薬による薬物療法を行う際の観察・アセスメントのポイント、副作用を早期に見つけ対処するためのポイント、薬の切り替え時に注意すべき点、また主治医をはじめ医療チーム内でどのような情報を共有することが大切か、という視点を盛り込み、ガイドライン本文を作成した。
結論
本研究では非定型抗精神病薬による薬物療法における看護ガイドラインを開発した。看護援助を行う立場から、薬物療法の際の観察・介入のポイントや、医療チームのコミュニケーションに焦点を当ててエビデンスを整理したことで、実用的なガイドラインを作成することができた。今後は、臨床現場で実際に活用し、また最新のエビデンスを集積していくことが必要と考えられる。

公開日・更新日

公開日
2009-06-25
更新日
-

文献情報

文献番号
200835015B
報告書区分
総合
研究課題名
精神科疾患を有する人の地域生活を支えるエビデンスに基づいた看護ガイドラインの開発
課題番号
H18-医療・一般-020
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
萱間 真美(聖路加看護大学 精神看護学)
研究分担者(所属機関)
  • 宮本 有紀(東京大学大学院 医学系研究科)
  • 渡邉 雅幸(昭和大学 保健医療学部)
  • 深沢 裕子(福井松原病院)
  • 瀬戸屋 希(聖路加看護大学 精神看護学)
  • 大熊 恵子(聖路加看護大学 精神看護学)
  • 安保 寛明(東北福祉大学 健康科学部)
  • 篁 宗一(東京医療保健大学 看護学部)
  • 沢田 秋(聖路加看護大学 精神看護学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、精神疾患を有する人の安定した地域生活を支援するための看護援助について、既存の文献からエビデンスを集積し、エビデンスに基づいたガイドラインを開発することを目的に行った。
研究方法
精神医学・精神看護学・精神科薬理学の専門家へのヒアリング調査、精神科看護師へのアンケート調査、文献検討を行い、ガイドラインの焦点を非定型抗精神病薬による精神科薬物療法に関する援助ガイドラインに確定した。続いて、既存の治療ガイドラインをレビューし、ガイドラインの枠組みとなる臨床問題(CQ)を抽出・確定した。CQごとに文献検索・文献レビューを行い、エビデンスを集積し、CQに対する回答を作成した。上記作業は、ワーキンググループを組織して、継続的な討議を重ねながら進めた。最後に、精神薬理学・精神看護学の専門家よりヒアリングを行い、ガイドライン本文を精錬した。
結果と考察
ガイドラインは、非定型抗精神病薬の特徴と観察ポイント(全般的特徴および薬剤ごとの特徴)、切り替え(スイッチング)時のポイント、副作用の特徴とモニタリング(メタボリックシンドローム、性機能障害、錐体外路症状、悪性症候群)、服薬アドヒアランスを高めるための対処、の4部構成とした。各CQに対する回答と、その根拠となったエビデンスを整理した。近年多様な向精神薬が開発される現状において、個々の患者における薬物療法の目的や経過を医療チーム内で共有することは重要であり、本ガイドラインはその中で、看護師のケアのポイントと他職種との情報共有を行う際の指針になると考えられた。
結論
本研究では非定型抗精神病薬による薬物療法における看護ガイドラインを開発した。看護援助を行う立場から、薬物療法の際の観察・介入のポイントや、医療チームのコミュニケーションに焦点を当ててエビデンスを整理したことで、実用的なガイドラインを作成することができた。今後は、臨床現場で実際に活用し、また最新のエビデンスを集積していくことが必要と考えられる。

公開日・更新日

公開日
2009-06-25
更新日
-

行政効果報告

文献番号
200835015C