文献情報
文献番号
202106004A
報告書区分
総括
研究課題名
経腸栄養分野の小口径コネクタ製品の切替えに係る課題把握及び対応策立案に向けた研究
課題番号
21CA2004
研究年度
令和3(2021)年度
研究代表者(所属機関)
長尾 能雅(国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部)
研究分担者(所属機関)
- 口分田 政夫(びわこ学園医療福祉センター草津 医療部)
- 丸山 道生(医療法人 財団緑秀会 田無病院)
- 門野 泉(愛知県医療療育総合センター発達障害研究所 障害システム研究部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和3(2021)年度
研究費
7,960,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
経腸栄養分野における標準規格製品の切替えに伴う課題を整理し、標準化された国際規格導入による医療事故防止、製品安定供給も考慮した上で、当該課題に対する対応策を提示する。
研究方法
以下の分担研究を実施し、当該研究の結果も踏まえ、経腸栄養分野の小口径コネクタ製品の切替えについて検討を行う。
・海外における標準規格製品への切替え状況、重症心身障害児・者の医療的ケア領域での課題及び対応状況に係る調査
・本邦における重症心身障害児・者の医療的ケア領域での標準規格製品への切替えに伴う課題及び対応状況に係る調査
・標準規格製品への切替えの対応策を検討するための医療安全上の課題の把握
・医療関係者及び介護者を対象としたコネクタに関するユーザーテスト(観察評価(注入時間、シリンジ持ち替え回数)、主観的評価(負担感等))、細菌汚染の検証、ミキサー食の機械的通過試験等
(倫理面への配慮)
・本研究課題に関わるシリンジ・ライン・チューブ類・半固形栄養剤等の製造業者、並びに、それらに関与してきた医療者等においては、利益相反状態が生じ得るため、その立場の者が議論に加わる場合には、特段の留意が必要となる。最終的には、利益相反のない立場の研究代表者が中心となって、意見を取りまとめることとした。
・分担研究の中に含まれる、介護者の筋電図負荷試験については、びわこ学園医療福祉センター草津倫理委員会にて検証プロトコールの承認を得ている。被検者には、参加の自由について、同意の撤回について、検証の目的・方法・期間および個人情報の取り扱いについて記載された説明文が用いられた。
・海外における標準規格製品への切替え状況、重症心身障害児・者の医療的ケア領域での課題及び対応状況に係る調査
・本邦における重症心身障害児・者の医療的ケア領域での標準規格製品への切替えに伴う課題及び対応状況に係る調査
・標準規格製品への切替えの対応策を検討するための医療安全上の課題の把握
・医療関係者及び介護者を対象としたコネクタに関するユーザーテスト(観察評価(注入時間、シリンジ持ち替え回数)、主観的評価(負担感等))、細菌汚染の検証、ミキサー食の機械的通過試験等
(倫理面への配慮)
・本研究課題に関わるシリンジ・ライン・チューブ類・半固形栄養剤等の製造業者、並びに、それらに関与してきた医療者等においては、利益相反状態が生じ得るため、その立場の者が議論に加わる場合には、特段の留意が必要となる。最終的には、利益相反のない立場の研究代表者が中心となって、意見を取りまとめることとした。
・分担研究の中に含まれる、介護者の筋電図負荷試験については、びわこ学園医療福祉センター草津倫理委員会にて検証プロトコールの承認を得ている。被検者には、参加の自由について、同意の撤回について、検証の目的・方法・期間および個人情報の取り扱いについて記載された説明文が用いられた。
結果と考察
各分担研究の結果及び考察については、分担研究報告書「海外における当該製品の切替え状況、重症心身障害児・者の医療的ケア領域での課題及び対応状況に係る調査」、「本邦における重症心身障害児・者の医療的ケア領域での当該製品の切替え伴う課題に係る調査」及び「当該製品の切替えへの対応策の検討のための医療安全上の課題の把握」のとおりである。
本研究班では、令和3年5月、同年7月、同年11月及び令和4年2月に班会議における議論を行い、各分担研究の結果も踏まえ、経腸栄養分野の小口径コネクタ製品の切替えに関する議論を行った。
本研究班では、令和3年5月、同年7月、同年11月及び令和4年2月に班会議における議論を行い、各分担研究の結果も踏まえ、経腸栄養分野の小口径コネクタ製品の切替えに関する議論を行った。
結論
経腸栄養分野の小口径コネクタ製品の切替えについて、別添(1)のとおり提言する。
公開日・更新日
公開日
2022-06-14
更新日
-