予防接種で予防可能疾患の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究

文献情報

文献番号
200829003A
報告書区分
総括
研究課題名
予防接種で予防可能疾患の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究
課題番号
H18-新興・一般-004
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
岡部 信彦(国立感染症研究所 感染症情報センター)
研究分担者(所属機関)
  • 富樫 武弘(札幌市立大学 看護学部)
  • 浅野 喜造(藤田保健衛生大学医学部)
  • 生方 公子(北里大学 北里生命科学研究所)
  • 庵原 俊昭(国立病院機構  三重病院)
  • 木所 稔(国立感染症研究所 ウイルス第三部)
  • 平原 史樹(公立大学法人 横浜市立大学大学院)
  • 堤 裕幸(札幌医科大学医学部小児科学講座)
  • 大石 和徳(大阪大学 微生物病研究所)
  • 宮崎 千明(福岡市立西部療育センター)
  • 森 康子(神戸大学大学院 医学研究科)
  • 中山 哲夫(北里大学 北里生命科学研究所)
  • 蒲地 一成(国立感染症研究所 細菌第二部)
  • 多屋 馨子(国立感染症研究所 感染症情報センター)
  • 大日 康史(国立感染症研究所 感染症情報センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
73,100,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
予防接種で予防可能疾患(VPD)について多方面から検討を行い、今後の感染症対策に必要なことについて提案を行い、実施する。
研究方法
多屋:麻疹排除計画策定、実施、啓発活動。堤・庵原・浅野:水痘・ムンプス・肺炎球菌・Hib感染症疫学調査、検査法見直し、LAMP法開発。平原:先天性風疹症候群対策の提言、相談センター・遺伝子検査担当施設を組織。大日:医療経済性、予防接種管理ソフト構築、百日咳・Hib全数調査データベース構築。宮崎:ワクチン勧奨中止後の日本脳炎罹患危険性、ADEMの動向。蒲地:成人百日咳の動向、検査法開発。中山:成人百日咳対策計画。富樫:細菌性髄膜炎発生動向、耐性菌動向、Hib感染症全数把握、Hibワクチン実施把握。岡部:BCG等接種率の変動。生方:臨床分離菌の解析、分子疫学、薬剤耐性状況の把握。大石:肺炎球菌ワクチン臨床効果、対費用効果。木所:弱毒ムンプス株確立、中枢神経性病原性の評価。森:水痘ワクチン株弱毒化遺伝子の探索と機能解析。
結果と考察
麻疹・風疹対策強化に対して、多くのデータ提供と実施のための提言が出来た。麻疹排除、先天性風疹症候群排除に向けてさらに研究調査、実施と評価を続けていく必要がある。Hibワクチンが導入され、今後の疫学状況のワクチンの効果と安全性の監視、定期接種導入の必要性など引き続き検討する必要がある。日本脳炎定期接種勧奨中止後の状況、再開にあたって必要なデータ等、多くの資料提供と提言が出来た。水痘は、疾病負担、疫学状況から、定期接種化がもっとも強く求められた。肺炎球菌ワクチンは高齢者に対するメリット、小児に対する7価ワクチン導入の必要性が明らかとなった。百日咳は、成人領域での問題点が明らかになり、ワクチンプログラムの見直しが早急に必要である。ムンプスはその疾病負担、疫学状況から定期接種導入の必要性が明らかであるが、国内で適切なワクチン株の選出、安全性の評価となるマーカーなどについてまだ十分とは言えない。早急な検討と研究の進展が必要である。BCG接種状況は、良好な結果であった。
結論
これらVPDは、わが国は他国に比してコントロールが適切に行われているとはいえない。今後の予防接種の実施について改善、定期接種化の必要性およびわが国における予防接種のあり方などについてさらに検討をすすめることが必要である。

公開日・更新日

公開日
2010-01-12
更新日
-

文献情報

文献番号
200829003B
報告書区分
総合
研究課題名
予防接種で予防可能疾患の今後の感染症対策に必要な予防接種に関する研究
課題番号
H18-新興・一般-004
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
岡部 信彦(国立感染症研究所 感染症情報センター)
研究分担者(所属機関)
  • 富樫 武弘(札幌市立大学 看護学部)
  • 浅野 喜造(藤田保健衛生大学 医学部)
  • 生方 公子(北里大学 北里生命科学研究所)
  • 庵原 俊昭(国立病院機構 三重病院)
  • 木所 稔(国立感染症研究所 ウイルス第三部)
  • 平原 史樹(公立大学法人 横浜市立大学大学院)
  • 堤 裕幸(札幌医科大学 医学部)
  • 大石 和徳(大阪大学 微生物病研究所)
  • 宮崎 千明(福岡市立西部療育センター)
  • 森 康子(神戸大学大学院 医学研究科)
  • 中山 哲夫(北里大学 北里生命科学研究所)
  • 蒲地 一成(国立感染症研究所 細菌第二部)
  • 多屋 馨子(国立感染症研究所 感染症情報センター)
  • 大日 康史(国立感染症研究所 感染症情報センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
予防接種で予防可能疾患(VPD)について多方面から検討を行い、今後の感染症対策に必要なことについて提案を行い、実施する。
研究方法
多屋:麻疹排除計画策定、実施、啓発活動。堤・庵原・浅野:水痘・ムンプス・肺炎球菌・Hib感染症疫学調査、検査法見直し、LAMP法開発。平原:先天性風疹症候群対策の提言、相談センター・遺伝子検査担当施設を組織。大日:医療経済性、予防接種管理ソフト構築、百日咳・Hib全数調査データベース構築。宮崎:ワクチン勧奨中止後の日本脳炎罹患危険性、ADEMの動向。蒲地:成人百日咳の動向、検査法開発。中山:成人百日咳対策計画。富樫:細菌性髄膜炎発生動向、耐性菌動向、Hib感染症全数把握、Hibワクチン実施把握。岡部:BCG等接種率の変動。生方:臨床分離菌の解析、分子疫学、薬剤耐性状況の把握。大石:肺炎球菌ワクチン臨床効果、対費用効果。木所:弱毒ムンプス株確立、中枢神経性病原性の評価。森:水痘ワクチン株弱毒化遺伝子の探索と機能解析。
結果と考察
麻疹・風疹対策強化に対して、多くのデータ提供と実施のための提言が出来た。麻疹排除、先天性風疹症候群排除に向けてさらに研究調査、実施と評価を続けていく必要がある。Hibワクチンが導入され、今後の疫学状況のワクチンの効果と安全性の監視、定期接種導入の必要性など引き続き検討する必要がある。日本脳炎定期接種勧奨中止後の状況、再開にあたって必要なデータ等、多くの資料提供と提言が出来た。水痘は、疾病負担、疫学状況から、定期接種化がもっとも強く求められた。肺炎球菌ワクチンは高齢者に対するメリット、小児に対する7価ワクチン導入の必要性が明らかとなった。百日咳は、成人領域での問題点が明らかになり、ワクチンプログラムの見直しが早急に必要である。ムンプスはその疾病負担、疫学状況から定期接種導入の必要性が明らかであるが、国内で適切なワクチン株の選出、安全性の評価となるマーカーなどについてまだ十分とは言えない。早急な検討と研究の進展が必要である。BCG接種状況は、良好な結果であった。
結論
これらVPDは、わが国は他国に比してコントロールが適切に行われているとはいえない。今後の予防接種の実施について改善、定期接種化の必要性およびわが国における予防接種のあり方などについてさらに検討をすすめることが必要である。

公開日・更新日

公開日
2010-01-12
更新日
-

行政効果報告

文献番号
200829003C